昔、お正月休みを
東京の一流ホテルと言われる処で過ごしていた時の話です。
普段は流石と私は贔屓に使っていたのですが。
この頃は私も若かった。
ブチキレて!しまったのです。
キャパを越える宿泊客を入れすぎていました。
いくら稼ぎ時と言えども、
一流処の良心の欠片も感じませんでした。
大晦日の夜の食事は、
予約の時刻を大きく遅らせられた上に、
通された処は、
何時ものレストランではありません。
大宴会場を仮のレストランとして、
コッチは中華料理、
アッチはフレンチ、
向こうは和食と、
仕切られた【工夫】に、
私の血圧は上がる一方。
サービスも、目が届く筈はありません。
広すぎ、御客さんが多すぎ!
で、
価格は一流。
ハシタナイので怒りを堪えて、
この時は我慢して。
正月の朝は、
まるで温泉街の大型旅館に宿泊したかの如く。
1年の初っぱなから怒る訳にはいかぬと、
我慢に我慢を重ね、
ルームサービスもリクエストしてから部屋に届けられたのは
3時間異常は経過していたと思います。
でも、まだ抑えました。
で、
ついにブチキレた!のはチェックアウトの時でした。
来年の分もご予約されますか?
と、しゃあしゃあと言うフロントマンのデカい態度に
私の我慢の蓋は遂に全開したのです。
二度と利用しませんとだけ申し上げ、
私は今日に至るまで、
そのホテルは使いません。
外資系ホテルに負けるはずです。
ただし、
大きな収穫も在りました。
この時から私は、
自分の診療所には自分のキャパを越える患者さんの予約は入れずに
余裕ある時間設定での診察を行うようになりました。
ソレが今日、
【ホスピタリティ重視の歯科医院】と
広く認知されるキッカケとなったのです。