モノも言いよう


【もう先生に差し上げたいわ!】

と、患者さんから毎日のように聞かされる台詞です。

【贅肉】を下さるんだそうです。

で、私の反応ですか?

頂けるモノならば、ありがたく頂戴したいんですが、と。

そんな処から、治療に入ります。

手当ての最中は、

先程までの雰囲気とは全く異なり、

張りつめた糸のような空気の中でと。

治療が終わると、

再び、

【食べ物が美味しくて美味しくて、どうして下さるの?先生!】

食べて、

動かず、

喋ってばかり、

それでは~と、言いたい処をグッと我慢で、

〇〇さん、ほどほどにと云うのが、精一杯なのです。