歯の治療


今年も早いもので、もう1/3来ようとしています。

で、

昨年の1年全般と今まで、

私は1本も【歯の神経を殺す】治療をしていません。

【歯科保存学】見地の最先端治療を実践できていると

自負しています。

治療の方法については、

来春のサンフランシスコの学会で、

披露する積もりです。

では、

既に神経を採っている歯の【再治療】が必要な症例は?

コレは多いですよ。

初診の半分近くは、

他所の歯科医院で神経を採った治療のトラブルです。

トラブルの種類は様々です。

何もしなくても違和感がある。

噛むと痛い。

歯茎が腫れる。

臭い感じがする。

疲れた時に、浮いた感じがする。

などなど。

下手くそな根管治療だけが原因であれば、

まだ楽に手当て出来るのですが。

そう言えば、

マイクロスコープを使った根管治療って、

マイクロスコープを使えば、絶対完璧!と、

勘違いしないで下さいね!

大きく拡大して見えることと、

キチンと治療が出来るのとは、

違います。

歯を殺して、土台を入れて、冠を被せる。

この流れで、噛んだ時に痛みがでる症例については、

大体が、それぞれの作業手順が雑なのを多く見かけますので、

ひとつひとつ丁寧に、

歯を癒やす治療が必要になります。

その辺りは、

歯が大切と思ってくださるのならば、

患者さんの側も御協力願います。

患者さんの自己都合では、

既に傷んだ、傷を受けた歯は治りません。