噛み合わせ


一言で【噛み合わせ】【噛み合わせ】という簡単な言葉を

歯科医からも、

患者さんからも

耳にする機会が多いですし、

かく言う私の口からも度々に

【噛み合わせ】と云う単語を口にします。

この【噛み合わせ】と云う単語ほど

ヤヤコシイものはありません。

トアル【噛み合わせ専門】なる歯科医から

逃げるように転院されて来られる多くの患者さんの【噛み合わせ】に、

【噛み合わせを壊す】ことが【専門】であろうか?と、

首を傾げる事も多々あり、

また、

【噛み合わせ】が歯を壊す【原因】である症例に遭遇すると、

患者さんに対しては、

治療する側の私も、治療される側の患者さんの方も、

特に特に、慎重な姿勢が必要だと力説するのです。

特に問題のある歯の神経が採ってある場合には、

慎重さは数百倍も大きくなりましょう。

治療する側の私は、

ピーンと張りつめた細そ~い糸のような緊張感で、

歯に向かい合っています。

其処を察して下されば、治療の甲斐も在りますが、

私の感じる【歯の重み】を、

かけがえの無い大切な臓器という風には、

本当に困って居られない方には通じないのでしょう。

それにしても、

【マイクロスコープで行う精密な根の治療】とか、

【金属を使わない白い歯治療】ってんですか?

使っても、使わなくても、

同じなんじゃない?

いや、

見えてるの?

見えてる部分をキチンと触れてる?

ってなのが、ヤケに多いのには閉口しますし。

見えてても、こんなんですから、

【噛み合わせ】って、

もっと酷いことになってんだと思いますね。