私の専門分野


普段の休日であれば、終日【時代劇漬け】の私ですが、

先週は京都へと、

で、

今回は【海】へと出ています。

決して【海の男】では、ありません。

どちらかと云えば【炬燵で蜜柑】の私です。

が、

所用在って、波の上です。

春一番のせいでしょうか?

強風で、波がうねる、うねる!

島の小さな波止場にて、

小さなお地蔵様を見つけました。

やはり小さな店にて、

ジュースとお茶を買い求めて、

お地蔵様のもとへと立ち返り、

ソッとお供えさせて頂きました。

商家の跡取り息子であった私は、

親に内緒で【歯科大学】を受験したのです。

不安イッパイでした。

その頃、

道端のお地蔵様を見つける度に、

【歯医者に成れるように】と、

願掛けしていたことを、

ズット忘れた時はありません。

今になって考えると、

お地蔵様にとっては迷惑な話ですよね。

私とは顔見知りでも、子孫でもない訳ですから。

ただ、其れからと云うもの、

私はお地蔵様を観ると、

心が暖かく感じて、

親しみを覚えて、

身内のように、

先祖のように感じるようになりました。

【歯科】と云う仕事においても、

人間の都合で作った規則事である【法】は勿論ですが、

神様、仏様や、天の創った規則事である【律】の方を

より重く感じて従事するようになりました。

私の専門は?と、問われたら、

私は迷うことはありません。

【歯で本当に困った方々】が私の専門です。