昔の上司である山口先生と一緒に仕事をするようになって、
「三枝の仕事の進め方は蜘蛛の巣戦法」
と、しばしば言われるのです。
本線から多くのバイパスを拡げて、
何処に行っても、
何かが引っ掛かると云う私の経験から身に付けた作戦です。
一見、アヤフヤに観えますが、
仕事は結果を出さねばなりませんので。
治療行為が、そうです。
診断から得る治療方法は幾つもあり、
何処でどうなっても、
病気を治す事が大事ですから。
自分の当初の考えとは違う結果なんかショッチュウです。
だからこそ、
治療方法は多くのオプションを予め設定しておくべきなんです。
が、
私の性格は、いたって単純です。
好き嫌いがハッキリし過ぎているのが
私の欠点です。
同業の歯科医の先生に対しても同じです。
あぁ!この先生の仕事は学ぶべき処が大いにある!
と、頭を下げるべき大勢の先生が居られますし、
コイツは手よりも口達者の商人歯医者と云う輩には
目も合わせません。
こういう輩に対しての私は、
物凄くクール以上、
恐い存在だと思います。
こういう輩の仕事の後始末の際には
本当に患者さんが気の毒になります。
歯医者と書いて【はかいしゃ】と、
何かで見かけましたが、
上手いこと言うな!と、
感心してしまいました。
何かの折に触れ、
こういう人の名簿を作って公開しようかと
思うこと度々です。
そんなこんな言いながら、
来週末から新潟です。
ウチの学生たちが、
良い歯科医となって巣立ちできることを
コレは、
アヤフヤではなく、
明確に思っています。