アホと言われても


昨年の夏ごろ、新患としてお越しになられた〇〇さんの治療も

既に最終ゴールが見え始めました。

何時もなら治療後に、

今日の治療のアラマシを説明するのが常なのですが、

「今日は見せません!」

と、鼻息荒く、

で、

少し自慢気に。

と云うのは、

今日はセラミック修復を

洋裁に例えるならば、

何度か在る【仮縫い】の最終版であり、

次回には、

それはそれは綺麗な口許になり、

〇〇さんは、

もしかしたら嬉し涙に埋もれるかも?と。

セラミックは焼き物です。

艶をだすために、最終的には大気中で窯で焼き上げますが、

今日は艶だしまえの完成形でのチェックでした。

ここが【審美修復】の肝腎な処です。

微妙に調整することで、

より自然な美しさが生まれます。

シメシメ!といった感触に、

大いに私は満足して、

患者さんを後にしたのです。