日曜日は、講習会や、在郷であっても娘たちとの時間を過ごすために自分のための自由な時間はありません。
診療所の裏の名画座にて公開中の映画【連合艦隊司令長官 山本五十六】は、恐らく5年ほど前に封切りになりました時に、
既に2度ほど映画館まで足を運び、更にはDVDも所有しているのですが、
それでも公開中とのポスターが視界に入ったならば、身体がウズウズしてなりません。
公開時間が昼の前後であったので、朝の診療を早めに切り上げてイソイソと映画館へと
小走りで向かった私です。
映画館へと心が先走る私なのですが、映画館の入り口で私の診療所の患者さんとバッタリと出会し、
ー あらぁ、先生! お早いお昼? ご一緒しません? ー
丁重に丁重にお断りし、ポスターを指で指した私です。
ー あら、それは先生観ない訳にはなりませんね❗ ー
患者さんにも私の山本元帥贔屓は有名なのです。
何度も観ている映画です。
各シーンのカメラアングルから台詞まで、記憶済みです。
が、オープニングに流れるナレーションでの、
ー 五十さ! ー という新潟弁を聞いた瞬間に
映画のラストシーンが浮かび上がり、
既に冒頭にて感動した私は、大きく大きく頷いていたのです。
映画の終了後、スクリーンに対して敬礼した私は、診療所へと韋駄天のように舞い戻り
今日は珍しく遅くまで働く羽目となりました。
1年に1度あるか無いかの息抜きです。
ご勘弁願います。