回転スシではない、カウンターだけの静かな鮨屋へ幼児連れで行って、
駄々をこねだした幼児に、
ー お子さまランチを作って頂戴 ー
と、母親が言ったらどうなるでしょう?
タカが鮨屋と想って居られる方も居るでしょう。
が、鮨に命をかけた職人も居られます。
来て頂く以上は、お客に対して自身のコダワリの手間隙、下準備は口にこそ出さなくても、
確りと丁寧にしているモノです。
この手合いの鮨屋にて、どのくらいの時間で準備出来るんだ?と、聞くお客を
私はまったく理解出来ません。
私が店の親父であったなら、即座につまみ出すでしょう。
昔、患者として来た麻酔科の医者が私にこう言いました。
ー 歯なんか無くても‥‥‥ー
その時の私ですか?
大人気ありませんが、
ー それなら全部抜いたらどうです! どうぞ他所で! ー
私ら職人は、その辺のもんとは違いますから。