同門


日本歯科大学の保存学講座の新海教授とは、大学にて毎月、顔をあわせていますが、
それでも高松空港の到着ロビーから出てくる先生の顔を観て、
なにやら懐かしい心持ちとなったのは、やはり同門であるからでしょうか。

市内へと向かう車中でも、私の診療所に於いてもズーと歯の話をする先生は、相変わらずであり、
今時はこの様な先生は珍しくなりましたが、安堵の気持ちになりました。

私は高松に居る間は、殆んど外食する機会がなくなりました。
ですから、珠の来客があった時などには、何処にお連れしようかと困ってしまいます。

唸らせる程の店を、私は知りません。

で、困った時の山田頼みです。

香川こまちの山田さんにお願いして、ある店を予約して頂きました。

流石は、香川の生き字引です。
大変、恐れ入りました。

良い仕事をされておられ、想わず店主に礼述べました。

新海先生は焼酎が、私は燗が進み、
上機嫌で二人して店を後にしたのは言うまでもありません。

歯科医との付き合いは多い私ですが、やはり同じ歯科保存学を同じ釜で飯を食った同門との時間が
安心して過ごせるのを改めて実感したのです。