若い時代の終り


若者の嗜好と生活習慣が変わったと言われています。

昔、日本歯科大学.新潟病院の正面にシェルブールと云う喫茶店がありました。
当然、店内はウチの学生で賑わっておりました。

私には別に贔屓にしている店がありましたが、それでも毎週に一度はランチに出向いたものです。

6年程前に、再び縁があって新潟へと帰ることとなりました時に、
この店は勿論のことながら、他の飲食店の姿が消え去っていることに、
あぁ私の若い時代は終わったのだと実感させられたのと同時に、
イッタイ今時分の若い奴等は何処へ行っているのだろう?と、
いぶしがる想いがしました。

昨日、新潟市でご開業の先輩からお電話を頂きました。

このシェルブールは、新潟市の郊外と言っても隣の市に近い処で営業を続けられておられた様ですが、
マスターが体調を壊されて久しかったようです。

で、マスターのご令嬢より、マスターの代理として旧くからのお客さんへとフェイスブックにての御知らせが。

【この度、天国にてレストラン.シェルブールをオープンすることとなりました。皆さまは、ズーと先になられると思いますが、
 こちらへお越しの折りには‥‥】

髭のマスターのご冥福を心からお祈り申し上げますと伴に、私の青春時代は確実に終わったのだと思いしらされました。

マスターの悲報を報せる電話口の向こうで、涙声につまる声と、ホンに味な報せ方で、昔の人間の心の有り様は
今の人には決して判るまいと、私も目頭を押さえたのです。