出かけた序でに、夜、映画館へ入りました。
時代モノで役所広司のポスターが目に入ったのですが、
昨年でしたか、書店の新刊の棚に置いてあった原作を買い求め読んでみたものの、
イマイチであったので、さぁどうしよう?と迷っておりました。
何年か前の大晦日に、役所広司演じる山本五十六元帥にいたく感動した私は、
以降、この役所広司に一目おくようになり、このつまらぬ原作をどの様に演じるのかと
この時は、いたく興味を持ったのですが、
すぐ横のブロンドの綺麗な女優の演じる映画を、ヤハリ選んでしまいました。
昔、愚息がヤンキースの松井選手に憧れて、
その愚息にいいところを見せようと背伸びしてニューヨークまで行った事がありました。
肝心の松井選手がプレーする段になった時には、
長旅で疲れた愚息は、眼前の松井選手を前にネット越しに深い眠りでありました。
この時に宿泊したホテルは、セントラルパークの南東にありましたが、
昔、この映画の主人公であるグレイス.ケリーがこの地に滞在する際の常宿と云うか、
所有のアパートであった事をこの時に偶然に知って、
これまた直ぐに感動する質の私は、
ほう!と、古びたこのホテルの調度品等を眺めまわった事を思い出しました。
次にニューヨークに行った際には、このホテルは所有者が変わったのでしょうか、
名前を変えてホテル業を廃して、コンドミニアムとして営業していました。
てな事を思い出しながらのチケットカウンターにて一幕。
ー 58歳以上の方ではありませんか? ー
????
料金表示に58歳以上は割り引きして下さるとの注意書が。
が、いたく私の心は傷ついたのです。
ー 違います! ー
思わず強い口調で、大人気なく返してしまいました。
自分では、いつまでも若い積もりが、他人目には確実に歳をとってる事を実感させられました。