懲りない性分


今度、新潟へ行った折りには、村上市の旧い街並みへと出向いて観ようかとか、
いやいや湯沢の方が佳いのでは?、或いは胎内のスキー場なら近いしリフトが空いているからスキーにしよう!等と考えています。

雪国の過ごし様は、すべてが天候次第です。

以前は、大晦日を伊勢神宮にて迎えるのを常としていた時期がありました。

麻吉旅館と云う創業200年程の旧い宿を常宿として、夕食を早めにとって、
7時をまわった頃には五十鈴川を渡り、内宮へと足を運んでいました。

防寒対策を万全とし、年が変わるまで待つこと数時間!

伊勢神宮一番乗り!の醍醐味を毎年の恒例行事としていた私です。

が、家族の不評のため数年前から、新年の初詣は新潟護国神社へと変わりました。

気短な私ですが、こういうことには辛抱の良いのを皆が不思議がります。

東大寺の二月堂の水取り行事も、最前線にて火の粉を被るために何時間でも待てる私です。

待つ間に何をしているのか?と尋ねられますが、なんのことありません。

寒い!辛い!シンドイ!もう来年からは辞めよう!

と、ズーと此処にいる自分をうらめしく想うのですが、

待っていた瞬間が訪れたる後は、先ほどの後悔などスッカリ忘れて、
また来年もと、いつまで経っても懲りないのです。