臨床医と研究


幼い頃、

戦争なんて、

大昔の事だと・思っていました。

祖父母などから聞く・戦争の体験談。

実感・なかったのです。

私は昭和38年生まれです。

大阪万博の時は・小学校1年生でした。

今・考えると、

まだまだ・戦後ホヤホヤ・だった訳です。

ただ、

日本と云う國が、

グイグイと、

急上昇の最中に・ありましたから、

眼に見えて、

社会が・豊かに・なっていました。

ですから、

私の世代の人間は、

上昇気流に押されて、

成長できた・幸運な境遇であった・と。

希望に・満ちた世代とでも・云えましょう。

私は・阿呆烏ですから、

未だに、

空を・上へ・上へと、

両腕を身体に・ピッタリと付けて、

手先と・両脚をピンっと・伸ばして、

ロケット弾のように、

突き進んで・います。

時々、

振り向いて、

下界を・チラリと。

もう・怖いですよ。

ですから、

前へ・前へ・と、

進むしか・ないんです。

歯科医学と云う・燃料は、

無尽の魅力に・富んでいますから。

ですから、

毎日・考えているんです。

どうしたら、

患者さんのために・なるのか?

当たり前ですよね。

医療職ですもの。

インプラントや修復治療、入れ歯治療と云う、

終末医療ばかりです。

だからこそ、

う蝕制御の研究に・勤しむンです。

虫歯を制御できれば、

大がかりな・歯科治療の必要性が・ありませんから。

臨床医こそ・研究すべし。

ソレが・私のポリシーに・なりました。

常に、

実験して、

自分の歯科医学を創る。

そうじゃ・ないですか?