視点


大学卒業を前に、

卒後の進路は、

大いに・悩みました。

都内の著名な開業医に就職し、

鍛えて頂くべきか、

卒後研修のトレーニング・センターに進むべきか、

大学病院に就職するのが・無難なのか、

それとも、

大学院へ進み、専門領域を決めて、

その分野を掘り下げてゆく・べきか。

で、

結局は、

大学院で歯科保存学を専攻する・博士課程を・選んだ訳です。

元来・私は、

口腔外科に誘われていたんですが、

入れ歯に・最も興味が・あったンです。

学生時代から、

著名な入れ歯の・開業医の名医に、

可愛がって・頂いていましたから、

そこで、

修行を積む事も・できました。

が、

私は・対極に在る・歯科保存学を専攻したのです。

これには・訳が・在りました。

歯科保存学を・歯科医学の【王道】であると、

歯科保存学が・歯科の根幹であると、考えていたからです。

後に、

歯周病の外科治療、

インプラント治療などの外科治療を学ぶ際に、

口腔外科的観点ではない、

歯科保存学的観点から・考える事ができました。

入れ歯治療についても、

好きこそ【モノの上手なれ】では・ありませんが、

これも、

歯科保存学的観点からの・入れ歯治療の根幹となりました。

蝋・ワックスの上に・人工歯を並べるンです。

入れ歯治療で・もっとも大切なステップです。

何度も・何度も・

患者さんの・お顔と比較し、

並び変えるンです。

私の感性と指先が、

患者さんの・表情を創るンです。

責任ある・緊張感ある・ステップナンですよ。

インプラント治療であれば、

インプラントの位置が、

この人工歯の配列場所で・決まってきます。

本当に・緊張感のある・治療ステップナンですよ。