月別アーカイブ: 2020年4月

根管治療

上顎第1大臼歯の、

近心頬側根管に対する・根管治療を、

そうですね、

朝の10時から・今が12時15分ですから、

2時間・ぶっ続けで・やってました。

達成感・あります。

患者さんにも・どうですか?

私も・と。

でも、先生、

こういうのって・いつもですか?

そうだよ!

患者さん的には、案外と・楽なんですよ。

ラバーダム防湿してます・から。

治療の際に、

無意識で・私がボソボソ言うんだ・そうな。

ソレが・おもしろい・らしいですよ。

でも、

これが・根管治療だと・思いますよ。

歯根破折あとの・上顎前歯のインプラント

不備な・根管治療や、

クラウン修復治療のトラブルのあと、

インプラント治療を・行う機会が・多いノです。

右上前歯の・欠損した所見です。

抜歯は、私が1ヶ月前に・行いました。

で、

粘膜を・開いて、

骨の幅が狭く・吸収しています。

この状態では、

インプラントを埋める・幅が・足りません。

で、

骨のテッペンを、

【のみ】で・大工さんのように、

割くんです。

ねっ!

随分と・骨幅が・拡がりました。

その・隙間に、

インプラントをプレースメント。

インプラントの周囲には、

十分な・骨幅が・できましたね。

上から、

カバーします。

感染防止のためです。

あとは・縫って・おしまい。

骨造成って、

難しく・考えること・無いのです。

シンプルに・シンプルにと。

 

時には・楽しみも

何かと・不安な日々が・続きますが、

昨夜、

旧友より・電話の便りが・ありました。

本当に・こんな気持ちに・なったのは、

何年ぶり・でしょう?

泣き笑いの・小一時間・でした。

男の長話し・って、

みっともない・とは・思うンですが。

普段は、

この歳とも・なると、

他人には・言えないンです。

私は・友人と酒場へ出向く事も・ありません。

なぜなら、

この地方に、

男の友人は・全く居りませんから。

最近では、

患者さんも、

年少の女性が・増えましたから、

以前のように、

一緒に・お食事でもって・いう訳には・いきません。

精神的に・孤独な・日々ナンです。

だから、

昨夜は、

嬉しかったですね。

 

インプラントの埋入手術

今、

インプラントの埋入手術が・終わりました。

後期高齢者の部類に入る(私は・この後期高齢者という単語が嫌いですが)

女性の患者さんです。

下顎の奥歯の欠損部位に、

インプラントを複数・埋入しました。

無事に・終えて、

患者さんと・楽しく談笑していた処です。

この程度の小手術においては、

私は・一人で、

ささっ・と、

執刀して・しまいます。

手術助手、

外回りの助手、

3名態勢ってのが・普通だと思います。

手術に入る前に、

私は【虎の眼】で・資料に眼を通します。

解剖学の書物でも、

お復習いを・欠かした事は・ありません。

その上で、

何回も・何回も・イメージトレーニングを行い、

頭の中で、

手術を行ってから、

器材の準備態勢を・整えるのです。

使用する器材は、全て清潔域にセッティングし、

患者さんを・迎えます。

手術の間は、

私は【無の境地】で、

心に1点の・曇りも・ありません。

清々しい・気持ちで、

患部を・縫合し終わるのです。

こんな事・言うの・ごめんなさい。

我ながら・上手い!

弟子たちから、

オペを・お一人で!

誰が・出血をバキュームするんです?

だって、

前もって、

手当てしてるから、

そんなに・血・でないもん。

ドリルの際の・冷却水は・どうするんです?

左手で・すれば・いいやん。

粘膜の排除は・どうするんです?

君の左手には・指が何本・あるんヤ?

5本もあれば、

器具の2本くらい・使えるやろ。

みんな・ビックリされるンですが。

歯医者って・指先の器用なのが・取り柄なんでは?

根管治療だって、

私は・ほとんど一人で・します。

だって、

あんな・細か作業、

アシスタントには・見えませんもの。

私は歯科治療が・好きで・続けてきました。

だから、

精神集中が必要な時こそ、

一人になりますよね。

ソレと・同じですよ。

歯科修復治療の基本の【き】

歯科治療を行うに際して、

患者さんから・求められる部分だけに、

眼をとられていたら、

あとから・大きなトラブルを招く事が・あります。

噛みにくい・

なんか・噛めない・

顎が痛い・

セラミックが直ぐに割れる・欠ける・

歯が痛い・

などなど、

そのトラブルは、

その患者さんに潜んだ・問題点によって、

さまざま・です。

ですから、

治療に着手する前に、

徹底的な【診査】が・必要ナンです。

パナデント咬合器による、

噛み合わせの診査です。

初診の患者さんの口腔内には、

ほとんどの場合、

歯科医師の手が・介入しています。

その治療過程を・私は見ていません。

ですから、

私自身の眼で、

客観的な評価を行う必要が・あります。

また、

私自身の治療においても、

修復治療の・さまざまな過程で、

この【再評価】作業を・行います。

微妙な・狂い・ズレ・誤差に、

私が気づいていないかも・しれないから・です。

治療に際して、

注意深く・

自分を・他人の眼で確認するような・冷静さ。

ここに歯科治療の【基本】が・あります。