今、
インプラントの埋入手術が・終わりました。
後期高齢者の部類に入る(私は・この後期高齢者という単語が嫌いですが)
女性の患者さんです。
下顎の奥歯の欠損部位に、
インプラントを複数・埋入しました。
無事に・終えて、
患者さんと・楽しく談笑していた処です。
この程度の小手術においては、
私は・一人で、
ささっ・と、
執刀して・しまいます。
手術助手、
外回りの助手、
3名態勢ってのが・普通だと思います。
手術に入る前に、
私は【虎の眼】で・資料に眼を通します。
解剖学の書物でも、
お復習いを・欠かした事は・ありません。
その上で、
何回も・何回も・イメージトレーニングを行い、
頭の中で、
手術を行ってから、
器材の準備態勢を・整えるのです。
使用する器材は、全て清潔域にセッティングし、
患者さんを・迎えます。
手術の間は、
私は【無の境地】で、
心に1点の・曇りも・ありません。
清々しい・気持ちで、
患部を・縫合し終わるのです。
こんな事・言うの・ごめんなさい。
我ながら・上手い!
弟子たちから、
オペを・お一人で!
誰が・出血をバキュームするんです?
だって、
前もって、
手当てしてるから、
そんなに・血・でないもん。
ドリルの際の・冷却水は・どうするんです?
左手で・すれば・いいやん。
粘膜の排除は・どうするんです?
君の左手には・指が何本・あるんヤ?
5本もあれば、
器具の2本くらい・使えるやろ。
みんな・ビックリされるンですが。
歯医者って・指先の器用なのが・取り柄なんでは?
根管治療だって、
私は・ほとんど一人で・します。
だって、
あんな・細か作業、
アシスタントには・見えませんもの。
私は歯科治療が・好きで・続けてきました。
だから、
精神集中が必要な時こそ、
一人になりますよね。
ソレと・同じですよ。