早慶や東大の卒業生ならば当たり前ナンでしょう。
日本歯科大学は私立の単科大学に過ぎません。
ソレも、
歯科医師過剰の影響をモロに受け、
理系の受験生からソッポ向かれた感のある歯学部です。
偏差値も私らが受験生の頃から比べると、
20も低くなって眼も当てられない昨今ですが。
ただ、
私らは逆の発想をしています。
こんな時代にあっても、
歯科医学を志してくれることに、
驚きと安堵と感謝。
そんな若人を、
大切に教育したいと。
そもそも歯科医学と云う学問を志すに、
お金儲けができるから、
ステータスが高いからなど、
もっての外だと。
歯は地味な器官です。
命への直接的な影響もない。
そんな歯に、
生涯を捧げる人間も大勢居るんです。
日本歯科大学の人間は、
歯科会でも独特の匂いを持っています。
自主独立の建学の精神は100年以上経った今でも、
文科省からの助成金を1銭も受け取っていない
唯一の大学です。
自前で、
わが国最大の卒業生を送り出してきたと云う自負、
学長先生をトップに、
一糸乱れぬ行動を採れるのは、
歯学を創ってきた学校であることの証です。
私も此処の門下生である事が支えとなり、
此処の教官である事が誇りとなり、
患者さんの治療を根拠を持ってできているんです。
他校出身の歯科医師には解らない匂いでしょうね。