月別アーカイブ: 2017年12月

私の診療所

大勢、

新しい患者さんがお越しになられます。

誠にありがたいことなのですが、

診療できるキャパシティを考えると、

皆さんを拝見できることは不可能です。

歯で本当に困ったと云うことでの

優先順位にて、

診療所は受付ています。

以前、

お断りさせて頂いた方が居られました。

4~5回ほど診察するための、

診査のためのお時間を調整していました。

アポイント時刻を守って頂いた試しは皆無でした。

当日キャンセルや、

30分程度の遅刻は当たり前。

毎回、毎回、

ベントレー、ポルシェ、フェラーリ、マセラティなどなど、

違うお車でお越しになられておられることを

満悦なさったお顔で、

おっしゃらて居られました。

自動車好きの患者さんは大勢に居られます。

あるフェラーリのお好きな方は、

それこそオールド・ディーノから最新のモノまで、

それと普段の足としてのメルセデスのワゴン車を。

ロールスロイスでお越しの方は、

運転手さんと共にお越しになられます。

ポルシェのお好きな方は大勢いらっしゃいますが、

1台の911を大切にお使いになられて居られる方が多いようです。

皆さん、

他人には判らないほどの苦労をバネとして、

一生懸命に仕事に精を出されて居られます。

当然、

ご多忙の方ばかり。

それでも、

アポイント時刻の10分は前に、

診療所のドアが開くのが常です。

お履き物も、

玄関土間にて、

ご自身の手で、

綺麗に整えられていらっしゃいます。

このような方々は、

ご自身が治療する意味を明確にお持ちです。

治療にも協力的です。

しかし、

先の方は、

今は裕福でいらっしゃるようですが、

お車選びを観ても、

高いものが良いモノと云う価値観をお持ちのようで、

お金を支払う側が優位に立つという意識をお持ちのようです。

この方のために、

他の患者さんにご迷惑をおかけすることはできませんし、

待合室での大声での携帯電話に、

私の流儀とは大きな違いを感じた結果、

私の診療所です。

丁重に転院をお勧めさせて頂いたのです。

どうやって転院させるかって?

いつアポイントメントが採れるかどうか判らないと

申し上げ、

お電話を頂戴した際には、

生憎、今日はイッパイでございます。

いついつはどう?

あい、すみません。

その日は院長不在につき休診でございますと。

簡単でしょ?

我が儘を強くご主張なさる方も、

時たまにはお越しになられます。

診療所は治療する場であることを

お忘れなのでしょう。

また、

他の歯科医師の悪口ばかり、

程度を越してお訴えになられる方もチラホラと。

何事も完璧にはいきませんから、

このような方は、

アチラの気を少しでも害することがあれば、

こちらに非が無くても、

何を申し出されるのか判りませんので、

私は初めから手当てをご遠慮させて頂いています。

それとは逆に、

歯を本当に大切にして下さる患者さんの多いこと。

しかし、

これは当然の結果なのです。

私は歯が命です。

患者さんの側も、

歯を大切に思って下さる方が残ります。

これだけは、

セレブとか、

お金持ちとか、

社会的地位とかは

全く関係ありません。

私は歯の番人として、

いつも診療所の門は開いていますので。

 

セレブ御用達なのだそうな?

今年も新しい患者さんが多かったですね。

若い女性の患者さんも増えました。

この間、

お越しになられた女性が仰りました。

昔から先生の診療所は聞いて知ってたんですよ。

でも、

セレブ御用達の歯医者さんて聞いてて、

敷居が高くて勇気がいったんです。

何件も歯医者行ったんですが、

本当に困って、

勇気を出してきました!

私ですか?

ほぉ~?

って感じでした。

まぁ、男性の患者さんは確かに少ないですね。

確かに、

皆さん、レディだなと。

でも、

公務員の方もいらっしゃいますし、

サラリーマンの奥様も御出になられます。

ただ、

ジャージにサンダルって方は

御出になりません。

この女性は40代前半のキャリアウーマンって処でしょうか?

歯科医師たる者、

治療は勿論のことながら、

医療倫理、

生活全般、

所作、振る舞い、

紳士の嗜みが肝要だと。

あとは、

ひたすら一生懸命!

ただ、

それだけなんですけど。

 

歯科医師と云う仕事

休日でも仕事が入っているのが常ですから、

日曜日の朝のミサに参加するのは、

なかなか時間調整が大変なんです。

それでも、

なんとか調整しても出かけるのは、

心が落ち着くからです。

私の改宗を知ってか、

実は自分も洗礼を受けていたんだと云う

歯科医師の先生がチラホラ。

結構、多いのに驚いています。

それも著名な先生方です。

京都大学哲学で有名であった

西田幾太郎博士の言葉に、

真摯に仕事に向き合うと、

行き着く処、

宗教を避けることができない。

歯科医師と云う仕事の

奥の深さをつくづく感じています。

 

命のハサミ

この前に行ったのは、

お盆の頃だったと思います。

で、

昨日久しぶりに、

床屋の親父さんの顔を観て、

どうなさったの!

苦笑いで、

膵臓癌でね。

手術もできなくなってしまって。

私は言葉も出ませんでした。

長い間の付き合いでした。

6人の子宝に恵まれましたが、

皆が、

幼い頃に、

この親父さんのお世話になりました。

昨日は、

特に丁寧な仕事だったと思います。

会計を終えた時に、

頑張って、

男の最後の戦いに挑んで下さいとだけ、

それが精一杯でした。

朗らかな質の方でしたが、

悟りを感じ、

覚悟を感じ、

私は職人気質の強さを感じたのです。

 

 

 

報われない技術職

最近では正月気分も昔ほどではなくなり、

なんだ、

ただの月替わりじゃないかと思えるほど、

味気ないモノになったような気がします。

それにも関わらず、

年末は何かと気忙しい。

追い立てられるような日々を過ごしています。

新患の患者さんは多いですね。

治療の途中から引き継ぐ症例が

特に多くなりました。

自費治療の場合には、

歯科医師も其なりの

自信と覚悟が必要だと思うのですが。

ご自身の絶対的な技量と診断力不足に、

気がつかず、

無理な無謀、冒険に挑むと云うよりも、

何も考えないで、

ただ稼ぐために、

手を出すんでしょうとしか思えません。

よく例えで話しするんですが、

回転スシと伝統的江戸前鮨は、

全くちがいます。

そんなことを再認識させられる

新しい患者さんを通しての

技術職って報われないなと。

なんなんでしょう?

インターネットの口コミサイトを観てごらんと、

言われて、

観てみたら、

妙な話しですよね。

私の処が3位だとか?

嫌な気分になりました。

私の患者さんには、

口コミサイトなどに、

投票する人など皆無だと断言できますもの。

あと、

私は孤高の人です。

ランキング評価など迷惑至極。

変なのと一緒に並ばせないでくれぃ!

1人にさせてくれぃ!

自分のホームページ以外の

広告サイト、

自己自賛の一人漫才など、

私は育ちが良いので、

すみません。

みっともなくて、

私には恥ずかしいので、

止めて欲しいと、

切に切に運営会社にお願いします。

お楽しみに

なんだか妙な修復です。

臭いも在ります。

女性ですから、

気になって当然です。

でも何故なんでしょう?

オールセラミッククラウンと

セラミックベニア修復が並んでいます。

治療の根拠はなんでしょう?

インプラントの埋入位置も大きくズレてます。

どうするんだか?

あ~!

転院されてお越しになられた患者さんの

前歯の治療から着手しました。

左の前歯2本歯は、

再根管治療が必要です。

また、

クラウンの縁端の位置と

歯肉、骨との位置的な関係が

全く壊されていますので、

外科処置が必要です。

笑った際の歯肉の露出も気になる処。

最初の仮歯は、

初診時と大きく変えて造りません。

一気に見た目を変えると、

違和感あるからです。

多少、

歯磨きしやすい形態に修正して

仮歯を装着しました。

で、

歯周外科。

もともとの修復物の先っぽの位置が長いんです。

さてさて、

私の手にかかったコレラらの歯たちが、

生き返るのを、

楽しみに待ってて下さい。

自覚

昨夜は市内のカトリック教会へと出かけ、

神父さんから個人教授を受けていました。

大阪出身で、

私より少しだけ年長の白髪の神父さんです。

穏やかな人です。

テキストを前に、

カトリック的な解説を丁寧にして下さいます。

医師の信者さんも多いとの事でした。

一見、

陽のあたる職業のように観える医師ですが、

プロフェッショナルの苦しさ、

人の身体に与ると云う重責に、

惑い、

苦しむのは、

私は自己経験からよく判ります。

神様を信じることを前提としての、

神学的な丁寧な解説を受けていました。

長い旅の末に、

ある心境にたどり着いた私は、

穏やかな自分を感じています。

治療も整理整頓から

初診時の上顎の状態です。

この凄い?歯科医師の頭の中を

のぞいてみたいと思ったのです。

少しずつ、

少しずつ、

整理整頓し始めてから半年経ちました。

仮歯とダイレクトボンディング修復と、

歯周病に対する外科治療、

根管治療、

虫歯治療を

組み合わせ、

現状こうなりました。

一番後ろの奥歯は仮歯です。

第1大臼歯はダイレクトボンディング修復にて、

歯冠のほぼ概形を整えました。

下の奥歯と全く噛み合っていませんでした。

クラウンを被せれるまでに至っていません。

下顎の安定した位置を見つける前の段階だからです。

こういう際にダイレクトボンディング修復は都合が良いのです。

小臼歯に今日は手を付けました。

大臼歯との隙間は矯正でしょうね。

側面観です。

6

 

で、

ダイレクトボンディング修復後。

ちなみに、

前歯は仮歯に変えています。

歯周病のコントロールも上手く進んでいます。

今日は上顎の進行状況をご覧頂きました。

下の方も順調です。

身近な処に於いても、

歯科治療に於いても、

何事も、

丁寧に、

整理整頓が大切ですね。

綺麗にしてこそ、

初めて、

真実が診えてくるモンです。

 

下らないこと

変な話しなんですが、

来年の2月にシカゴへ、

4泊の予定でゆく予定で、

アポイントメントの調整を夏頃から

調整しなきゃならない身の上。

コレが開業医の本当の姿です。

高松市に居る時には、

手術した患者さんに備えて、

アルコール等は言語道断。

睡眠薬は?

正直言って、

枕元に置いた携帯電話の着信に、

直ぐに目覚めるのですから、

普段から緊張しているのだと思います。

ただ、

およそ半世紀近く前に習った中学の教材を前に、

少々、

考えこみながらも、

娘に教えることができるのも、

現役で脳ミソを使っているからだと、

そんなことを考えながら、

無事に娘の期末試験を終えることができたのです。

数年後に控えた大学受験を考へ、

インターネットにて、

色々な学部の偏差値と学費を観てみたら、

歯学部の凋落ぶりに、

思わず仰け反ったのです。

確かに、

歯科医師過剰時代にて、

我が国の歯科医師がひっくり返しる位に、

大変厳しい時代なのだそうな。

しかし、

私は淘汰されることを恐れて、

歯科医師がズット努力しなければならない今の方が

本当は正しい姿のような気がしています。

ただ、

自分の生涯の仕事を、

年収の多さだけで決める世の中の風潮に、

首をかしげるのです。

お金など持って死ねませんから。

大富豪って言うジャンルに入る方が、

なんでも150歳まで生きるそうで、

年がら年中、

全国各地の検査機関にて、

精密検査ばかり受けられて、

昔ならば診えない病巣を見つけては、

さぁ大変だ!

手術だ!

内視鏡だ!

経済的成功者が必ずしも、

幸せだとは思えないと。

私も死ぬのは恐くて恐くて溜まりませんし、

その瞬間を想像しては、

身体が凍りつく思いがします。

ですから、

頭がボケて、

身内に迷惑をかけても良いから、

死ぬのが判らない方が良いと云う言い訳して、

早寝早寝のための、

睡眠薬の服用を肯定しています。

犬がズット一緒にいた境遇から、

何匹も、

見送ってきました。

野生の芽が残っているからでしょうか?

皆、

臨終の直前に、

私の前に来て、

挨拶して逝きました。

犬の生涯は、

とてつもなく短いですが、

あれは何故なんだろうと。

そんな下らないことを考えていたら、

次の患者さんがお越しになられ、

前回の治療の際に装着した仮歯の磨耗状態を

ルーペを使って視ながら、

全くを持って、

歯とは不思議なモンだと、

つくづく感心していました。