同業の方から歯科の最先端を走っているように思われているようですが、
それは大きな間違いです。
基本に忠実な治療を心がけています。
昨日新しく生まれたような、実績のない治療は控えています。
入れ歯、被せもの、インプラント‥‥‥、
確実な方法こそが患者さんの利益になると信じています。
長い間、患者さんの口の中を診察して感じることは、
やはり歯医者は虫歯との戦いである!と。
私の診療所では、歯周病のコントロールは既に終わりました。
噛み合わせみのコントロールも、あと少しで解決するでしょう。
歯の神経を採る機会も激減しました。
現状、私の毎日は、歯がない処に対する手当てと、折れた歯の手当て、そして根の治療を施された歯に対する再治療です。
その対応としてのインプラント治療であったり、入れ歯であって、
審美的な治療は、歯を触るのだから綺麗にするのは当たり前!で、
特別に意識したことはありません。
結局の処、虫歯にならなければヘタクソな治療を受ける羽目にはならずに済むし、
といって、歯の治療はナンダカンダ言っても、最後は歯医者の腕一つで決まって仕舞う現実。
歯医者みんなが上手な訳はありません。
また高齢者をよくよく診ると、加齢とともに唾液の分泌が激減し、
結局、虫歯の発生が増えてきます。
という訳で、私の最後の仕事は虫歯をヤッツケルことと決めた次第で、
端から観れば、変わり者、キチガイと呼ばれる過ごし方を送ってきたのです。
今日、6歳の末の娘が虫歯をつくって!
反省しつつ、私の方法で治療を行いました。
これは今は言えません。
日本歯科大学の生物学の岡先生らが、三枝メソッドの虫歯治療の根拠を立証して下さるでしょう。
私の診療所では、虫歯で酷くならないことを、
インプラントや入れ歯、神経を採る機会のない防波堤の最前線である根拠を示そうと決意しています。