春休みだからと言って、仕事がありますから何処かへと連れていくことができないので、
娘たちが退屈するのもよく判りますが、それでも彼女たちはよく喧嘩をします。
然り気無く観察していると、大概の場合、下の二人が上にチョッカイを出してが原因のようです。
で、つつきあいから叩きあいへ、遂には掴み合いに発展しています。
途中までほっておいていますが、ある時点で、
ー 馬鹿野郎!やめんかぃ! ー
で、一瞬にて鎮まります。
喧嘩の原因は聞きません。
其々に言い分があるからです。
どちらが良くて、どちらが悪いという審判をしない主義です。
下の二人の其々に、上のおねえちゃんに逆らうな!とだけ、言い聞かせています。
下の二人の手助けを、下の二人が困った時に、上の娘が頑張っているからです。
そういう意味で、私は民主的な考え方はできません。
妹は姉に従えという躾をしています。
時には、頬をひっぱたくこともあります。
これを暴力とか、虐待と言われたら、
言う相手の頭の程度を疑います。
悪いことは、その場でシッカリと解らせる必要がありますから。
口答えや逆らってくる時もありますよ。
但し、後から反省するのでしょう。
シクシク泣いて、謝ってきます。
そんな時には、何事もなかったように、膝の上にのせてダッコしています。
また、娘たちは私を相当な寂しがり屋であることが判っているようです。
ですから、私を独りほっておくことはしません。
私の娘たちとの接し方を変える気持ちはありません。
診療所の自室に、診察を終えて帰った私に、
粘土細工のケーキをご馳走してくれました。
旨そうに、本当に口の中にほりこんだら、
ビックリ瞳の3人に吹き出した私です。