カテゴリー別アーカイブ: ただの日記

総合診療歯科

根管治療、

インプラント治療、

審美歯科、

マイクロスコープ治療、

などなど。

歯科医院のホームページを観ると、

様々な治療方法が、

説明されています。

歯科治療は複雑な治療です。

各治療の丁寧な積み重ねが

良い口腔の状況維持につながります。

どのステップにも、

高度な手当てが必要です。

審美歯科的に美しく仕上がっても、

根管治療が雑であれば、

直ぐに歯の健康は破壊されるでしょう。

いくらマイクロスコープによって

根管治療が精密に行えても、

噛み合わせへの配慮を欠落していれば、

早晩、

歯の健康は破壊されるでしょう。

歯の治療に際して、

最も大切なこと。

総合的な診断と、

総合的な治療ができること。

その上で、

それぞれのステップを丁寧に。

足腰の強さと、

大局的な見地からの歯科治療。

それが総合診療歯科なのです。

眼には見えない力

極度な淋しん坊であった私ですが、

神父さんからの

ある言葉から、

この孤独感から解放されたのです。

カトリックは、

いつも神さまと、

会話することが基本なのですよ。

何気なく言われたんでしょうが、

私の心の鍵にピタリと、

適合したのです。

治療の際に、

凝視し、

無心で、

器具を手にしています。

が、

私は歯と、

いつも会話してきました。

歯の声が聞こえるからです。

そんな私を、

ある歯科医師が

私を、

気がふれたと、

その医院に通っている患者さんに言っているようです。

しかし、

その医院に通っていた患者さんが

大勢、

私の診療所へと転院されてお越しになられます。

私は歯が大切でなりません。

どうしてかは判りません。

が、

自分の仕事を大切にできないことを

私は理解できません。

縁があって、

就いた仕事です。

仕事を通じて、

自分を鍛える。

ただただ、

それだけで過ごしてきました。

が、

歯から離れた瞬間に、

私は淋しさに襲われていたのです。

歯以外のことは、

何一つできないからです。

矛盾していますが、

死ぬくらいシンドイのが

真面目に仕事と向き合うと云うことです。

ですから、

仕事から離れた瞬間に、

否応ない孤独感に襲われてきました。

今ですか?

私は幸せ者だと思います。

一度の人生を、

好きな仕事で終えられるのですから。

言葉を発しない、

独り言が多くなりました。

眼に見えない力と、

話ししているのです。

 

 

 

洗礼

昨日の診療が終わったのは

午後の6時半を少しばかり過ぎた頃。

急いで教会へと向かいました。

カトリックでは、

洗礼の前に、

2つの段取りを採らねばなりません。

先ずが入門式。

神父さんから額に十字を記されます。

次いで、

洗礼志願式。

それから、

いよいよ洗礼式と云う塩梅です。

入門式の前に、

神父さんから毎週、

聖書の読み解きから、

カトリック信者の生き方を教えて頂くのです。

で、

昨日が入門式だったのです。

今週の日曜日のミサにて、

洗礼志願式を。

私の場合は復活祭の日、

今年は3月31日がそれに相当します。

その夜に、

洗礼を受けることになっています。

新しい名前は、

師匠である内藤正裕先生から頂きました。

ヨゼフです。

大工であったイエス.キリストの

この世での父の名前です。

洗礼と云うのは、

一度、水に浸かって死に、

新しく復活すると云う意味合いが在ります。

私を取り巻く環境は、

大きく変わっています。

今年は大きな節目になるでしょう。

覚悟を持って、

これからを過ごす。

歯科医学の門を叩いた年から今日までの時間は

既に私には残されてはおりません。

あとどのくらいの時間、

歯科医学と関われるのでしょう。

大切に、

歯を見つめてゆきたいと思います。

それが、

歯の大工である私の仕事ですから。

 

 

 

爆睡

昨日の朝の9時37分に、

高松空港に到着し、

診療所へと車を飛ばしました。

10時に患者さんが待っているからです。

診療所の階段を駆け登り、

ジーンズ姿のままで、

宮田君のクリーニングを受けて居られる患者さんのもとへと。

遅刻を詫びて、

診療着に着替え、

そこから、

1日の診療が終わったのは午後の7時を回っていました。

無論、

昼食など採れません。

新患の方もおみえになっていました。

帰宅すれば、すればで、

犬たちが飛び付いてきます。

ひととおり遊んでやって、

風呂も入らずに、

爆睡してしまいました。

 

ホスピタリティ

患者さんへの、

【いたわり】と【感謝】の気持ちを、

開業直後の苦労が

一層強いモノに

育ててくれました。

ですから、

私の診療所の【ホスピタリティ】は

他の追従を受けない確たるモノと、

多くのご評価を頂戴していると自負しています。

これは何十年とかけて

築いてきた成果でも在ります。

ホスピタリティの例えとして、

よくホテルのサービスが使われます。

最近の都心部には、

次々と外資系の一流ホテルが進出しています。

【きらびやかさ】と【華やかさ】

ですが、

私はこれらの外資系のソレを好みません。

旅館旅籠文化である日本で、

長い間ホテルという異種の文化を取り入れて、

【雅】の国の趣を融合させてきた

日本の伝統的ホテル、

帝国ホテル、ホテルオークラ、パレスホテルなどに

学ぶ処を感じるのです。

今回の旅においても、

このような資本主義の象徴のような派手なホテルよりも、

やはりドレイクに帰ってきたのです。

この好みの差が、

私は人間性なのだと思っています。

重厚な回転ドアの向こう側に、

旧き良き時代のアメリカを肌で感じ、

簡素な部屋から、

窓越しに観える通りの光景に、

歯科医師になったホヤホヤの時代に

たち戻れるのです。

私の歯科医師としての紳士道は、

此処から始まったのです。

冬のシカゴにて

近代歯科医学といっても、

我が国では、

そこそこ100年程度の歴史で、

それが則ち、

母校である日本歯科大学の歴史でもありますが、

1864年にドクター.ハドレイを会長とする

シカゴ歯科医師会主宰の勉強会が発展した

真冬のシカゴミッドウインターミーティングは

歯科界最大の学会として有名です。

歯科医師に成り立ての頃から、

私は時々、

この学会へは参加するようにしてきました。

アメリカの歯科事情を

肌感覚で、

感じられるからです。

経験上、

10年先の、

日本の歯科事情が察知できるからです。

ついでに、

様々な専門分野のセミナーも開催され、

1度で2度、

美味しい思いができることも、

この学会の旨味でもあります。

で、

気がつけば、

私も歳なんだと感じたのです。

私の歯科医学の進むべき方法に

間違いはなかったのだと、

半ば安心したのです。

また、

今回は【歯科保存学の父】と言われる

ブラック博士の銅像を

やっと、

観れたことが、

1番に嬉しかったのです。

 

歯科保存学を専攻して30年経って、

やっと誕生日の今日、

ブラック博士に出会うことがかないました。

20代半ばに、

先生の著作の冒頭の言葉、

【専門職である歯科医師は、たゆまざる学徒であれ】

研究の最中の博士の写真と共に、

私は妙に興奮したものでした。

博士の銅像を前に、

まだまだ道半ばと、

一層の精進を誓い、

再び何十年か先の引退後に、

仕事の報告に再来しようと誓ったのです。

 

 

 

歯科がアート?

歯科が【アート】って仰られる歯科医師が居ます。

まぁ、全面的に否定はしませんが。

芸術家の人って、

もう、

ひたすらに自分の世界に没頭して居られるんですよ。

で、

創作のために、

もがき、

苦しみ。

生きている間に評価される方など、

ごくごく稀であって、

死んでから、

やっと、

それも、

ごくごく一部の方のみ。

芸術って、

売るために、

食べてゆくための手段としての、

お金を稼ぐために、

何かを【創作】するんじゃありませんよ。

ご本人は、

そんなこと、

全く考えてもいないと思います。

歯科と云うのは、

確かに【造る】仕事では在ります。

が、

患者さんの疾病の予防と治療が主であって、

しかも、

治療費用を頂いて成り立ちますから、

【専門職】とか【職人】に近いと、

私なんぞは考えていますけど。

私は歯科医師に成りたくて、成りたくて、

今を生きています。

仕事に、

苦しみ、

もがくこと、

しばしばです。

しかし、

アートだの芸術だなんて、

大それたこと、

恥ずかしくて言えませんね。

 

 

いやいやド心臓!

歯科医師の私が、

歯科に関する、

あらゆる【キーワード】を

思い出せるだけ、

搾り出すように。

例えば、

セラミック、根管治療、ラバーダム防湿、ジルコニア、

インプラント、即時加重、ノンフラップ、

痛くない、入れ歯、噛み合わせ、

虫歯治療、歯列矯正、

もう限りなくです。

で、

インターネットで検索。

特定の数件の歯科医院が上位に必ず!

何処の検索で観ても、

それが【専門】で【得意】なのだそうな。

ただ全てが、

そうなんで、

結局は専門がないってことでしょう。

しかし、

このインターネットでの集客にかける【情熱】には

凄まじい商人魂に感服せざるを得ません。

歯科治療に関して、

全く重要視されない方には

ありがたいんでしょうが、

私は患者さんが一番大切ですし、

自分のことも大切にしたいですので。

また、

私は自分で名医だとか、

そんな大それたこと、

チョッとキザで、

すみません。

育ちが良いモノで、

絶対に言えませんよ。

気も小さいですし。

ド心臓になりたいですね。

 

 

【金属アレルギーの方に安心】と云う言葉にご注意下さい!

さも、

歯科用金属には悪い原子が混ざっていて、

金属アレルギーが生じるのだと、

一般の方を煽る【悪い輩】が居ます。

で、

オールセラミックやジルコニアなら安心!

って方向へと誘導する手口。

こういうのは、

厚生労働省に取り締まって頂きたいと思います。

虚異の事実からの

利益誘導行為ですから。

こういう【悪い輩】って

共通点が在るんです。

【健康保険歯科医師登録】している癖して、

【健康保険】適応の治療ではキチンと出来ませんだとか。

それなら、

サッサと、

健康保険歯科医師を辞退しなせぃ!

国の定めた治療を、

さも悪い治療などと云う輩を

何故、

厚生労働省は野放しにするのでしょうか?

また、

そこまで大口叩くならば、

自費治療のみで、

ヤってご覧なさい。

さも親切で誠実そうな言葉で、

無防備な一般の方を惑わす悪い輩です。

こういう歯科医院には、

必ず【歯科コンシェルジュ】だか【歯科マネージャー】って輩が、

【てぐすね】しながら待ち受けているでしょう。

この輩、

国家資格ありませんからね。

明言しておきます。

ジルコニアにも、

セラミックにも

相当の量、

金属を含んでいます。

その組成の半分は金属です。

それも貴金属ではありません。

嘘だとお思いなら、

書店の工学コーナーへ行って下さい。

セラミックの専門書が沢山在りますよ。

ジルコニアも同じ。

専門書の最初の方の【基本のき】の部分の組成の欄を見て下さい。

見た目に金属が見えないから、

金属フリー?

その程度のレベルの

歯科医師の言う言葉を信用してはいけません。

アレルギーの原因は、

あらゆる処に在るんです。

セラミックにも。

ジルコニアにも。

インプラントで使われるチタンにも。

危機意識を煽るって、

卑怯極まりないと、

私は自分の名前も所在も

明らかにして、

ハッキリと言わせて頂きます。

文句があるなら、

何時でも受けてたちましょう。

ただ、

所在と姓名を明確にして、

立ち向かって下さい。

無記名の書き込みであれば、

最近は、

テクノロジーが発達していますから、

調査の上で、

公開させて頂きますから、

ここはルールに乗っとりと云うことで。

素人を騙してはなりませんね。