患者さんへの、
【いたわり】と【感謝】の気持ちを、
開業直後の苦労が
一層強いモノに
育ててくれました。
ですから、
私の診療所の【ホスピタリティ】は
他の追従を受けない確たるモノと、
多くのご評価を頂戴していると自負しています。
これは何十年とかけて
築いてきた成果でも在ります。
ホスピタリティの例えとして、
よくホテルのサービスが使われます。
最近の都心部には、
次々と外資系の一流ホテルが進出しています。
【きらびやかさ】と【華やかさ】
ですが、
私はこれらの外資系のソレを好みません。
旅館旅籠文化である日本で、
長い間ホテルという異種の文化を取り入れて、
【雅】の国の趣を融合させてきた
日本の伝統的ホテル、
帝国ホテル、ホテルオークラ、パレスホテルなどに
学ぶ処を感じるのです。
今回の旅においても、
このような資本主義の象徴のような派手なホテルよりも、
やはりドレイクに帰ってきたのです。
この好みの差が、
私は人間性なのだと思っています。
重厚な回転ドアの向こう側に、
旧き良き時代のアメリカを肌で感じ、
簡素な部屋から、
窓越しに観える通りの光景に、
歯科医師になったホヤホヤの時代に
たち戻れるのです。
私の歯科医師としての紳士道は、
此処から始まったのです。