携帯電話のない生活

開業医ですから、

時間的拘束が大きいのは、

仕方ないのです。

携帯電話、

そして、

最近新調した遠視矯正用の眼鏡は、

どうにもこうにも、

見つかりません。

やっと時間をつくって、

お巡りさんに紛失届を出したのです。

電話屋さん処へは、

診療が遅くまでありますから、

未だに行けていません。

昨夜やっと、

眼鏡の方は作りかえたと云う具合です。

そもそも自分が遠視だと云うことも

最近まで知りませんでした。

だって、

治療は、

マイクロスコープとルーペ、

老眼鏡で。

読者、執筆は老眼鏡。

普段の生活は、

意図的に眼を使わないように

気をつけていましたから。

見ない、見たくない、

心して、

そうしていました。

ですから、

遠視矯正用の眼鏡をかけた時は、

本当に楽と云う事を実感しました。

昔、

考え事しながら歩いていて、

手にした小さな鞄が、

気がついたら、

手からなくなっていた事がありました。

その性格が、

未だに治っていないのです。

ただ、

携帯電話が無いって、

案外と、

良いんですよ。

まぁいいっか、

後にしようって気持ちになるんです。

何故そんなまわりクドイ話しをって、

これは、

ラバーダム防湿法に使う

ラバーダムシートに孔を開けている処です。

毎日いったい何枚のシートを使うんでしょう。

歯科医師の1日って、

本当にマメで、

細か作業の連続であって、

仕事だけで終わってしまうんですよ。

何処にも行けません。

診療室に根をはった植物みたいなモンです。

先ほどまで手術。

これからは、

マイクロスコープを使っての根管治療。

プロテインと牛乳。

ステーキと云う生活って、

ヤッパリ体力向上に良いんですよ。

治療の際のエネルギーが全然違います。

携帯電話が未だありませんが、

バリバリやってます。

どうかご安心下さい。

 

 

インプラントのトラブル・スクリューの破損

【本当に困った時の歯科医院】を標榜しているので、

仕方ないのです。

歯で困った方が、

すがるような表情で、

お越しになります。

インプラントとクラウンを連結する

アバットメントと云う部品のネジが折れた方が来られました。

ルーペで診ると、

インプラントの奥底に

折れたネジの残骸が。

外れたクラウンとアバットメントはくっついて、

ネジがポキンと折れて、

患者さんは慌てて歯科医院へと。

担当した歯科医師も慌てたんでしょうね。

ネジが折れる前に、

ネジは緩みますから、

クラウンがカタカタする感じが

通常はするもんです。

また、

メンテナンスの際に、

噛み合わせの微調整は必須です。

まぁ、

後に祭りですが。

私ですか?

状況は判りました。

無論、

お取りしますよ。

来週の○曜日の○時と云う事で。

いえいえ、

特種な器具を準備する訳ではありません。

それからの1週間、

私は朝に昼に夜に、

牛乳にプロテイン。

シッカリと朝飯。

昼もシッカリ。

夜はタップリ野菜にステーキ。

で、

睡眠薬を使ってでも、

爆睡状態に。

そうそう、

寝る2時間まえに、

39度の入浴をゆっくりと。

身体と精神を仕上げるんです。

いよいよ、

その日がきました。

こういう場合には

マイクロスコープは使いません。

カール・ツァイスの8倍のルーペで勝負です。

どうやって取るのかって?

探針1本ですよ。

へっ!

探針ですか?

そう。

折れた金属の断面って、

ツルツルではありません。

ザラザラルモンです。

その粗面に、

針を引っ掛けて、

グイグイと、

指先に精神を集中して、

逆回転!

コンクリートの厚い壁を

情熱で突き破るくらいのエネルギーを

手先に集中させるんですよ。

グラッと、

ネジが緩む瞬間が手先の感じます。

あとは、

私の手先がクルクルッと、

勝手に動いてくれるんです。

ポロンと、

ヤッター!

ガッツポーズのあと、

患者さんが両手で、

私の手を握って、

先生ありがとうって。

しかし、

このあとが本当は考え処なんです。

設計を考えなきゃなりません。

頭に閃くまで、

患者さんには、

通っていただきます。

鍋にでもするか

毎日でも、

鍋料理。

醤油味、味噌煮、味噌バター、キムチ鍋、

などなど。

具材と味付けに変化をつければ、

飽きる事はありません。

鍋料理に添えて、

刺身より、

ステーキ、唐揚げ。

最近になって、

肉を多く摂るようにと。

締めは、

昨日は饂飩。

今日はあんこう鍋にしようか?

ちゃんこ鍋も良いな!

だったら、

雑炊だな。

この間、

新潟の【雪花】で出された、

締めの七草粥は絶品であったナとか。

夕刻になると、

子供たちは別として、

私用の土鍋の中に想いを巡らせるのです。

朝食の新潟の塩引き鮭が365日続いても

全く飽きる事なく、

逆に、

新潟の鮭なくして朝食などあり得ないと。

そもそも開業医ですから、

昼食など摂れるかどうか判りませんから、

夜の食事が、

とてもとても関心事になるのです。

今年は、

ゆっくりと過ごし、

大いに食べて、

ほどよく休養しながら、

それでいて、

一生懸命働いて、

そんな感じで過ごしています。

 

無い生活

携帯電話がない!

遠視矯正用の眼鏡は何処だ!

そそっかしいのか?

忙し過ぎるのか?

でも、

携帯電話がない生活って、

意外と、

心が落ち着くような気がします。

用があれば、

メールや診療室の電話が在る訳ですから。

 

食育だねっ

今頃になって!

食品の栄養表示を真剣に確認してるんです。

今年の目標の具体例は、

肥ること。

筋肉をつけることです。

食の細いことを美徳と勘違いしていました。

三浦雄一郎さんの姿に考えが一転したのです。

朝はプロテイン入りの牛乳を直ぐに。

そこからシッカリと朝食。

昼は診療でかけずり回っていますが、

ササッと、

唐揚げとサラダとか、

ハンバーガーにサラダとか。

肉を摂る出したのです。

夜も、

肉、豆腐に納豆、大量の野菜。

腹一杯でも、

無理して、

あと一口に挑戦しています。

ですからカロリー計算や摂取栄養素の種目と量が

気になって気になって仕方ないのです。

半年後、

私を観てください。

生涯、

バリバリの精密治療を

産み出すのが私の生き甲斐です。

体力、体力!

丁寧な歯科治療って

私の歯科治療には、

咬合器なしでは成り立ちません。

咬合器を知らない歯科医師は皆無です。

が、

実際の歯科治療の現場では、

ほとんど咬合器が使われていないのが現状のようです。

咬合器には、

さまざまな機種があります。

数種類の機種を

症例によって使いわけていますが、

パナデントの咬合器を

私は特に好んでいます。

患者さんの歯型を

咬合器に装着して、

全方位から観察し、

噛み合わせの詳細を検討します。

この際に、

歯科技工士に、

その作業を依頼しますが、

この単に、

歯型を石膏で、

咬合器に着けると云う単純作業において、

歯科技工士の性格が露見するのです。

ね、

1つは丁寧な装着。

こちらは、

イヤハヤ雑極まりないでしょう?

相手もプロですから、

私も口にこそ出しませんが、

雑な仕事をする方には、

実際の技工物の製作など委託しませんよ。

文章化すれば、

同じです。

歯型を咬合器に装着。

でも、

大きな差異があります。

歯科治療は精確さが勝負ですから、

雑な模型には、

あらゆる部品において、

誤差をはらんでいるのです。

歯科治療の丁寧さとは、

やはり、

携わる専門家の性格が大いに影響すると思います。

私の仕事柄、

生活を含めた丁寧さが、

とてもとても大切だと。

さまざまの角度から

昨日、

お話しにあげた、

私の歯のレントゲン写真。

角度を変えて撮影して、

ハッと、

厳しい現実が、

的確に診断できます。

このレントゲン写真。

 

位置的にいうと、

右から2本目のクラウンを被せた奥歯の

根管の中に、

根管治療で使うファイルと云う

捻り棒状の針が折れて、

そんままに、

放置されているのが視えます。

2枚のレントゲン写真は、

角度を変えて、

精査するためのモノ。

で、

今度は、

レントゲン撮影の条件を変えて、

共に、

頭蓋骨の断層レントゲン写真での

問題の歯の状態です。

ファイルが折れた根管以外の根管にも

根っ子の先端に

大きな膿の袋が視えます。

さて、

私ですか?

もちろん、

根管治療にトライ!

 

 

はぁ~

右上第1大臼歯のレントゲン写真です。

クラウン直下には、

無惨にも、

歯頸部う蝕に侵され、

骨は吸収し、

1つの根っ子の先端には

膿袋が見られます。

ほぼ抜歯です。

誰でもない、

私のレントゲン写真です。

私が二十歳の頃に加療された歯も、

月日の流れ、

私のプラークコントロールの不備!

私の噛みしめ力から、

こんなにボロボロになってしまいました。

凡そ判っていたんですが、

眼を背けていたんです。

真実を知りたくないって処でしょうか?

眼科受診を機会に、

レントゲン撮影。

はぁ~。

 

早期受診の薦め

眼の違和感から受診した眼科。

序でに、

視力検査を。

で、

ナンと!

強度の遠視だったのだそうな。

見えない処を、

無意識下で、

無理して視点を合わせていたようですね。

とても疲れるじゃないですか?

肩凝りとか、

頭痛など、

我慢していたんじゃないですか?

!!!

そうなんです。

若い時分に遊び呆けた罰として、

今になって勉強三昧。

そんな自意識過剰から、

勉強のし過ぎ?での、

疲労感かと。

早速、

処方箋を手に、

眼鏡店へと。

あっ!別の世界に驚いたのです。

単なる老眼、

老化現象と、

自己判断して、

自分自身に、

無理強いした生活を。

ナンと愚かなことでしょう。

大いに反省し、

改めて、

早期受診を実感したのです。

無痛的治療

昨日、

突然に右眼に異物感を感じ、

慌てふためき眼科を受診。

異物混入かと。

待合室の壁の液晶モニターから

次々と流れる眼科疾患の説明。

その際に、

眼球の断面図が

描かれてルンですが。

幼い頃に熱狂的ファンであった

ゲゲゲの鬼太郎の目玉親父を思い出し。

私はナにより

目玉が恐くてなりません。

パーンと、

破裂しそうな気持ちになるんです。

で、

いよいよ自分の診察の番になり、

意識と瞼は硬く閉じられたままに。

コレでは、

検査しようにも

手の出しようのない先生は、

意を決して、

親指と中指にて、

グイッと。

結局、

ナンでもない。

自分自身の睫毛の抜け毛が3本。

ピンセットで、

除去しようとする先生に、

麻酔して欲しいと両手をあわせて

懇願する私。

絶対に痛くないですから。

イヤイヤ、先生の手許が滑って目玉が潰れたら?

手許が狂っても潰れることはありません!

そんな繰り返しの結末。

身体中が凝り固まり、

診査具に捕まり、

ミットモナイ姿で、

ついに治療を終えたのです。

脱力感に、

疲れ果てた私をのぞき込み、

で、

異物感はどうでしょう?

眼も恐いが、

一般の方は、

そりゃ歯も恐いんだろう!

そう認識していたから、

今日まで、

無痛的処置に努めていたのですが、

より一層、

再認識したのです。