ビックリされるかも・しれません。
診療所の院長室には、
ご先祖様の大きな・お仏壇がドスンと、
鎮座しています。
自宅から私の命の診療所へと、
随分と前に引っ越しして貰いました。
自宅で留守番するマリリンたちは、
暇を持て余していたのでしょうね。
お仏壇にお供えする御饅頭。
美味しそうに見えたんでしょうね。
帰宅する度に、
お供え物が無くなって、
序でに、
お花もひっくり返る始末。
コリャ駄目だと。
お仏壇のなかには、
沢山の御位牌が列んでいます。
私が生まれた時には既に佛さまになったご先祖様もいます。
ですから、
お顔は知りません。
逆に、
幼少期から学生時代に、
嘘八百ついて、
お小遣いを引っ張り出した、
祖父母と叔母の御位牌の戒名を観ては、
申し訳ない気持ちと、
あの・尚登が、
ソレなりの歳になって、
人並みに、
否、
一生懸命に歯を食いしばって、
仕事している姿を、
観ては、
どんな気持ちで、
見守ってくれているンだろうと、
患者さんの診察の度に、
院長室のドアを開ける度に、
お仏壇の方を振り返って、
ひと仕事してくるぜ!
ご先祖様的には、
私の命の診療所に居ることが、
絶対に静かに、
落ち着いて、
安らかではないか?
私の応援しなけりゃなりませんから。
でも、
喜んでいると、
私は信じているンですよ。
こんな私ですけど、
歯の仕事に就いて本当に幸せですから。