最低でも・15年経過くらいは診てからの治療計画を!


数年前から、

新しい患者さんが絶えません。

綺麗にして欲しいというよりも、

助けてくれぃ!

そんな悲鳴と涙で、

お越しになられる患者さんばかり。

共通するルールに嫌でも気がつきます。

インターネットでの【SEO対策】に長けた

ホームページでの宣伝上手な歯科医院で治療を受けた方々ばかり。

【○○専門医】とか【○○を得意にしております】

【○○症例数】を誇っております!

が、

壊すんが専門でねぇか!

この女性は、まだ40歳ですよ。

治療が終わって、

ナンと2年も経過していない!

下顎の歯の無い部分は、

高松市内の○○インプラントセンターなる歯科医院で、

綺麗な歯を抜歯。

歯科医師が抜歯した最中に、

綺麗な歯ですねぇ!

と、

抜歯鉗子で掴んだ歯を観て、

嬉しそうにしていたそうな。

上の【見事】なセラミック・クラウンの数々と、

とんでもない位に長が~い【セラミック・ブリッジ】。

見事に土台の歯根は折れてます。

この治療は、

県内近郊市の○○インプラントセンターでの治療。

正直、

唖然とする反面、

私は寿命まで、

痴呆症になっても、

脳梗塞の後遺症が生じても、

この方々の、

おつむと・手先には負けないでしょう。

コレはナンだと思いますか?

セラミッククラウンの脇の歯肉に、

ごぼうが刺さっているのではありません。

折れてバラバラとなった歯根の1部が、

歯肉から突き出てるんです。

お気の毒ですが、

こういう状況に至れば抜歯です。

歯科医学は進歩しています。

ファイバー・ポストにしても、

セラミック・ワーク、

ジルコニア・ワーク、

修復治療も変化しています。

ただ、

ソレは万能の治療方法ではありません。

近代歯科医学150年の原理・原則は変わりません。

新しい素材や技術に振り回されることは愚かです。

新しいモノを、

どのように組み込んでゆくのかを、

考えて、考えての治療が大切ナンですよ。

私は臆病者ですから、

最低でも15年経過くらいは診てからじゃないと、

安易には、

何事も信用しないんですよ。