昨日は午前中いっぱいで診療を終えて上京。
午後の7時半の
ホテルのロビーにて
某インプラントメーカーの社長との待ち合わせまで
小一時間ほど。
部屋にて、
少々、
休息を。
右肩に強い痛みがあり、
鎮痛剤を。
今日の根管治療が痛みの原因だと。
根管内に折れたファイルという器具を
マイクロスコープを視ながら、
2時間ほど費やして
ナンとか、
無事に除去できました。
元来短気な私ですが、
治療に関しては、
自分でも驚くほどに
粘い質。
他人からよく聞かれるんです。
よく、
そんなに、
粘い治療に疲れませんか?
ストレスは?
当の私は、
目の前の異常事態の鎮火に夢中で、
色んなこと、
例えば、
手を変え品を変えてって云う類でしょうか?
治療以外に頭の中は、
全く雑念はありません。
但し、
細か仕事が年々、
上へ上へと、
キリがなくなってきたように思います。
手先が、
自分の身体の一部ではなくなってきているような気がします。
が、
歳をとりました。
治療の最中から、
激痛が、
肩と右腕の交差する部分に
電気が流れるように走ります。
根管治療は歯科医師の責務です。
でも、
心の内で、
少々、
不安感がもたげています。
いつまで出来るのだろうかと。
そんな不安感から、
この頃は、
心とからだを傷めることから
身をかわすことを
少し少しですが、
始めました。
診療以外のことでは、
嫌なモノは観ない。
近寄らない。
関わらない。
考えない。
今は、
まだこの程度のレベルですが、
これは考えようによっては、
まだ卓越した強い精神力を持つ
医師には絶対に必要な
基本的性格が、
私自身には、
未熟で、
育っていないことの証だと、
自己採点しています。
メーカーとの打ち合わせは、
ロビーの喫茶にて1時間少々で終えて、
早々に部屋に戻って、
日頃の疲れを癒すというよりも、
ひたすら右腕の手当てに勤しんでいました。
習慣ほど恐いモノはありません。
いつも通り、
早朝に起床。
最近、
ドクター.オスラーの講義録にハマッテいます。
よせば良いのに、
身近な鞄の中は、
この分厚い著作と、
これまた分厚い、
内藤正裕師匠から贈られた聖書。
そして、
カトリックの祈りの小冊子。
この3冊の書籍は、
今の私の精神的支えとなっています。
窓越しの外は真っ暗闇。
祈りを捧げて、
2時間ほど読書。
午前5時にチェックアウトし、
肌寒くなりましたね。
駅目指して、
ちょうど眠りから覚め、
重い腰をあげて活動し始めた大東京の
ビルの谷間を歩いています。
新潟への始発は午前6時8分発の
とき301号。
これも、
この4月からの恒例行事となりました。
で、
駅弁。
以前から気になっていた
【東京弁当】を購入。
最近では、
野菜の煮付けから、
先に箸をつけるようになったのも、
歳感じます。
新潟駅着は、
8時13分。
今朝は、
9時半スタートの手術から始まり、
午後の6時30分からの、
医員への臨床講義。
8時頃には終わるでしょうか?
その後は、
研究の進行状況の確認と、
ホテルへ入っての
コンビニ弁当が、
東京弁当の次に摂る食事になるでしょう。