青春期を新潟県で過ごしたからでしょう。
その時代は、
ロッキード事件によって刑事被告人の立場に在りながら、
故郷新潟県人の強い支持によって、
圧倒的な選挙の強さを誇る
故田中角栄元首相の熱い演説に触れ、
また、
講演会の有力者によって
元首相の掌の温もりに感激したものでした。
時偶に、
書棚から。
年がら年中、
働いている私の原点は、
戦後まもなく貧しかった日本が、
豊かさに憧れ、
国中が労働に汗を流す時代に
幼少期を育ち、
故郷から遠く離れた雪国にて、
歯科医学の初頭教育から博士号を授与されるまでの
人間形成期を、
労働と、
学問、
手に技術を身につけること、
それのみであったことと関係していると思います。
人生を楽しむための収入を得るための労働、
仕事に生き甲斐を見出して、
その結果として対価を得ること、
同じ働くことでも、
全く意味合いは変わります。
歯科医学においても、
全く同じだと。