必要なもの


日曜日、

教会の帰りに立ち寄った書店にて、

コレを見つけました。

手に取って、

買い物籠の中に入れました。

昨日、

1枚目を捲りました。

【今日という日は自分にとって一番若い日】

今朝、

出勤してデスクに腰掛けて、

直ぐさま、

2枚目を捲りました。

【面倒なこと、嫌なことが、人間の幸せの素】

仏教家である木津無庵氏の言葉に、

仏教は覚悟の宗教であると云う。

また、

哲学者である西田幾太郎氏の言葉に、

世の中には、往々、何故に宗教が必要であるか、

などと尋ねる人があるが、

かくの如き問いは、

何故に生きる必要があるのか、

と問うのと同一である。

真摯に考え、

真摯に生きんと欲する者は

必ず

熱烈なる宗教的要求を

感せずにはいられないのである。

歯科医学と云う自然科学の

ど真ん中に身を置いて、

既に35年になります。

科学に生きる私は、

身体の不思議さに、

目に見えない力の存在を感じます。

それが神か仏の為せる技なのかは判りません。

ただ無意味なる自己流の解釈は

危険だと察しています。

答えなど出ない問いであることは判っています。

ただ、

今の私に必要なものが

何であるかは判っています。