変幻自在に操る


初診の際の所見です。

以前のブログにてご報告させて頂いた症例です。

他の歯科医院での治療の途中に

転院されてお越しになられました。

で、

【考える治療】を実践します。

ヘンテコな修復物を全て撤去します。

このヘンテコな修復物のお蔭で、

噛み合わせはメチャクチャなことになっています。

下顎は変位して、

本来のシッカリ噛める位置にはありません。

当然、

表情も以前とは大幅に老化したようです。

治しましょう!

ここで仮の総入れ歯の出番です

私の仮の総入れ歯は奥歯がありません。

平らなプレートを置いているだけです。

ただ、

カーブなり、

平面の角度はキッチリ計算済みです。

痛くなく、

ガタガタしない総入れ歯なら、

仮であっても、

安定していますから、

それなりに、

奥歯がないですけど、

以前よりは断然に噛めるのです。

噛めるようになると、

下顎が、

楽で自然な元の位置に帰ろうとし始めます。

ですから、

入れ歯を使って頂きながら、

私は下顎の帰りたい方へ方へと、

調整してゆくんです。

下唇に歪みが見えますね。

調整で、また変化しました。

オット!変化が見えますね。

下に仮の総入れ歯の

奥歯部分のプレートの厚みに注目!

これだけの調整量を下顎は移動したのですよ。

変わって来ましたね。

噛めるようになります!

美人に甦って頂きます!

治療は、まだまだ半ばです。