湖の畔の田園の中に在る街だからでしょうか?
ムッと息圧迫するほどの熱気の中の高松市とは
全く異なり、
つかめる程に乱舞する蜻蛉の中を
私は山頂目指して歩いていました。
この前に此処を訪れてから10年近くは経ったでしょう。
近いようで遠いのが、
ここ安土です。
よくよく考えれば、
頻繁に往復する新潟への道すがらの街ですが、
行程を急ぐ私には、
立ち寄る心の余裕がなかったのだと。
で、
大手門遺跡付近に入場料を
所有する寺が徴収するための関所が設けられていました。
この城の主は、
嘗て関所を廃したことで有名であったのにな?
そんな皮肉を思いながら、
序でに、
横の売店に寄り、
クダラナイ土産物の中から
興味深い書籍を見つけたのです。
今夜はお盆休みのごった返すシャバの習いにて、
思いつきの遠出であった私の泊まる宿など
在る筈はなし。
最初から車で泊まる覚悟にて、
犬と出かけた私です。
スーパー銭湯で汗を流したあと、
じっくりと頁を捲ろうと思っています。