熟成した歯肉


中程度から高度に移行中であった50代男性の

上の前歯周辺の歯茎の状態です。

実は6ヶ月ほど前に、

歯周外科処置を行い、

歯肉が熟成するのを

ジッと、

待っていたのです。

隣あった前歯に装着した仮歯のマージンラインと

歯肉のカーブラインに誤差ができています。

それは仮歯は以前に装着されていたセラミッククラウンを除去し、

その際に装着したものですから、

歯槽骨と歯肉の位置関係など考えることなく

製作されたセラミッククラウンに準じているからです。

歯肉がシッカリと熟成しましたので、

仮歯の再製作に取りかかります。

この際の、

歯を削る作業において、

繊細な作業ですから、

マイクロスコープが必要になるのです。

どうせ同じセラミッククラウンを入れるのならば、

このような順序だてによって製作する方が

審美的にも、

長持ち度合いも、

ぜんぜん変わってくるのですよ。