私ん処が、
良~く観えるんでしょうね?
自費診療で自社ビル建てて、
儲けやがって!って、
腹が立つんでしょうか?
別段、
儲けようなんて考えて治療したことありませんよ。
それに私ん処は、
治療椅子1台きりで、
後は手術室だけですよ。
儲けようと思えば、
そんな効率の悪いこと出来ませんよ。
私が歯科のユートピアを創りたいと、
夢を追いかけているだけです。
ただの阿呆ですよ。
可笑しいことが沢山在るんです。
私が側に居るのも知らずに、
そりゃそうだ。
私の診療所に来られたことのない人ですもの。
口を開けて、
自分の歯を指で指して、
私が治したんだとか!
で、
全然、良くないって。
私ですか?
その時は機嫌が悪かったんで、
歩みよって、
私が三枝ですがって、
ご挨拶させて頂きましたよ。
その人ですか?
アワアワと、
泡喰ってました。
下の階で子供服の店ヤってルでしょ?
コレも気にいらないみたいですよ!
散々、悪口言われますもの。
【誰かをお誉めしても、その人の耳に入ることはありません】
しかし、
【誰かの悪口を言うと、即座にその方の耳に入ります】
これは幼い頃に、
婆やから聞かされていた教訓の1つです。
上手いこと言うもんだと、
この歳になって、
昔の人の知恵に脱帽するのです。
歯科医師は美容師じゃあありませんから。
ただ、
美容師さんの仕事も大変ですよ。
腕の良いスタイリストって、
物凄い努力されてますもの。
ただ、
身体にメスを入れて傷つけることはありませんし、
噛み合わせなどの微妙な綾とか、
悪性の病気に関わることがないのが
羨ましい点ですが、
大変な仕事と云う意味では
同じですね。
歯科医師を真面目にすればするほど、
矛盾を感じます。
患者さんの言いなりになれない一線ってもんが
在るんです。
言う事を聞いたら、
患者さんの困ることになる!
って判断した時には、
私は断固拒否しますから。
それで悪口言われるのは、
一向に構いません。
其処は医者の信念ってもんが在りますから。
が、
嫌になっちゃうのが、
嫉妬、ヤッカミですよ。
婆やの教訓じゃあありませんが、
誰が言ったか直ぐに、
こういうのってセットで耳に入りますから。
そういう時は、
私ですか?
可哀想な人だなって、
神さま仏さまにお願いして差し上げるんです。
どうぞ、
その方がお幸せになられますようにって。
私の恩師である山口先生って人は、
昔から還暦過ぎた現在に至るまで、
女性にモテにモテまくるんです。
それが幸か不幸か?
今を以て独身で居られます。
そのモテる山口先生が気にいらないって人が居るんですよ。
大人気ないでしょう?
散々、アチコチで悪口言い回ってますよ。
勿論、
山口先生も耳に入ってます。
で、
聞いてみたんです。
先生、腹が立ちませんか?って。
先生はこう仰られていました。
全く。
全然。
アイツは可哀想な奴だもの。
で、
山口先生からも聞かれました。
三枝も悪口言われるだろ?
腹が立つかい?
そりゃそうだ。
やっぱり可哀想な奴だと思いましたから。