久しぶりの・上京。
新幹線の車窓からの・ビルの灯やネオンを視界に、
もう40年以上も昔、
日本歯科大学の受験のために・上京した17歳の冬の記憶が
蘇って・来たのです。
商家の後継息子である私が、
歯科医師の道に進むことは、
家としては・タブーであったのです。
そのことを・十分に認識していた私は、
親に内密で、
受験の準備を進め・実行したのです。
叔父が・細かに援助していてくれた・お陰です。
愛用の・ハンティングワールドの鞄の中に、
(当時の高校生にしては・超生意気・贅沢者・道楽息子の見本ですね)
バスタオルで・シッカリの包んだ・観音様の仏像を抱えて、
不安で・不安で・たまりません・でした。
大東京ですもの。
私は・今も・東京は・苦手です。
都会人には・なれません。
神戸・元町や三ノ宮の・空気とは・全く違う
このメガシティは、
地方の私には・不釣り合い・だと、
つくづく・感じます。
それにしても、
人生って・あっという間に。