私より
少しだけ 年長の 男性の 患者さん。
本当に お気の毒 なんです。
元来であれば、
私は 男性
特に 同年代の 方は 苦手なんです。
男って、
本能的に 相手を 格付け する 生き物です。
何で 私が 値づけ されねば ならんのか!
そんなんなら 他所の 歯医者に 行けば エエやんか!
コレが 私の 基本姿勢ですから、
できれば、
同年代 以上の 男性は
遠回しに お断り してるんです。
で、
この方も 何度も お断りしたんですが、
一回
お口の 中を 拝見したのが 悪かった!
あまりにもの お気の毒な 状況に
この私でさへも
絶句したのです。
いっぱい 歯医者に 無駄な 投資し
いっぱい 壊されて
そんな 状況に 同業者として
大変 申し訳ないと
遂に 治療を お引き受け したのです。
この方、
頑張って 就いて 来て くださって います。
ブラッシング も 噛み合わせトレーニングも。
で、
つい最近、
箱に いっぱい 苺を 持って 来て くださったのです。
女性からの お贈りモノには 慣れてる 私なんで、
男性からの お贈りモノには 驚いた!
スタッフと 1つ 摘まんで 食べて
ふと 考えたんです。
これを そのまま 食ったら 明日には 空に なるなって。
その日
たまたま 総入れ歯の 樹脂の 炊きあげの 技工が あったな! と。
入れ歯 創り の 真骨頂は
樹脂の 炊きあげに あり!
この 過程は 自らで 行っています。
長時間 かかるんですが
歯科技工室の ガスレンジに 鍋いっぱい の 湯の 温度調整しながら
入れ歯を 創るんですけれども、
その 序でに
この 苺
ジャムに しよう!
それならば 長持ち するから 大切に できるぞ!
そんな 想いで、
ルンルン 準備していたら
スタッフの 岩城君。
先生 ジャム 作れるんですか?
そんなこんな で
岩城君を 横に
入れ歯 と ジャムの 火加減の 講釈しつつ
両者 完成 したのです。
熱々 の 苺ジャム。
食いしん坊 の 見本みたいな 岩城君。
早速 スプーンで すくって 食べようと したので、
チェイっ!
ダ~メ~
明日の 昼頃 瓶詰め するから
その 翌日から 食べること!
なんでも
熟成期間って 大事なんです。
その後の 岩城君ですか?
ほぼ 2日で 完食したのです。。