月別アーカイブ: 2019年8月

お盆休みの過ごし方

さてさて、今日の今からは、

普段なら、

忙し過ぎて、

なかなか手が回らない1本の歯だけの・修復治療。

4ヶ月ほど前に、

他医院にて、

ジルコニア・インレー修復治療を受けた後から、

痛みが止まらない!

助けてくれぃ~!

そんな状況だったと・記憶しています。

私は歯の神経を採らずに、

徹底的に保存する主義です。

この時の私の診断は、

歯髄の病理診断、

一部性漿液性歯髄炎でした。

まだ間に合います。

歯髄の消炎鎮痛療法を実地。

で、

経過観察です。

症状が消えましたので、

今日は仮歯を装着します。

ソレから、

徐々に、

機能回復の助走に入るのです。

今の歯科治療。

材料のことばかりが話題で、

肝腎の歯の都合は・置いてけぼり。

そりゃ・歯は傷つきますよ。

前医は全く・

生物学を判ってませんね。

材料が最新のモノを使えば、

解決すると・考えていらっしゃる。

こういう類は、

現場から・即退場ですよ。

で、

ブログを書いている途中で、

患者さんがお越しになりました。

ひとまずブログの方は中断し、

【計算】し尽くした【支台歯形成】を。

歯を削るハンドピースは、

私の思いのまま。

気持ち良いですよ。

歯の治療は。

スッキリした処で、

インプラント治療の患者さんを待っている処です。

そんなお盆休みの前半です。

時と場合によっては

根管治療は、

1日に患者さん1人。

右手の・

親指・人差し指・中指・

この3本の指先だけに・

全神経を集中させるんです。

で、

その状態を数時間、

持続し続ける。

かなり疲労困憊するんですよ。

根管治療は歯科治療の中で、

最も繊細な【手当て】です。

根管治療で張りつめた神経を、

次の患者さんの、

ダイレクトボンディング修復治療や手術で、

ノビノビと楽しんで、

精神と身体を、

元の状態に戻すんです。

基本的に歯科治療を、

私は・楽しんでいます。

が、

昨日は・キツかった!

この時期は、

今風でゆけば、

長期休暇。

働き方改革ですか?

しかし、

私の診療所は繁忙期。

長期休暇の間に、

手術を済ませたいとか、

長時間の治療に充当させたいと云う患者さんは・多いです。

昨日は、

根管治療の患者さんが4名。

普通の歯科医院なら、

もっと・多いンでしょうが。

1アポイントメントが2時間でしたから、

8時間・ズッと、

根管治療・ヤッてたんです。

秘かに、

私は、

自分の根管治療、

上手いっ・て、

思って・います。

術後のレントゲン写真を眺める際には、

清々しい気持ちに・なります。

日本歯科大学の典型的な術後写真が観えると、

そう・思っています。

 

今・何してる?

少し仮眠して、

朝の9時半から患者さんの診療をスタートしました。

何時もより、

30分早いスタートです。

ゴールド・クラウンの装着でした。

で、

次の患者さんを待つ10分間くらいの・休憩です。

今日は朝から、

水橋准教授から電話にて、

今日の大学での診療のアドバイスを。

で、

技工物のチェックをおこない、

技工士と打ち合わせし、

1本・ブログを更新し、

先ほど・お一人・終わらせた処。

今日・帰宅できるのは、

0時を回っている・でしょうか?

それでも、

歯に囲まれて・過ごす1日って、

幸せ・ナンです。

全身シャワー

新進歯学研究会の定例会は、

毎月1回、

私が大学に出勤した際に行われます。

会議は定刻ピッタリにスタート。

で、

キッカリ1時間で終了。

診療の妨げに・ならないように、

お昼休みを、

会議に充てています。

各会、

数名の演者が報告する訳ですが、

1時間という・決まった時間ですから、

ディスカッションも、

的を得た、

建設的なモノでなければ・なりません。

昨日の定例会、

定刻の10分前に、

会場である歯科放射線学講座の医局へと。

部屋の真ん中に鎮座する大テーブルの定位置に腰かけるや・イナや・

奥から、

直ぐに、

小椋教授が入って来られ・

た・瞬間・

開口1番に、

先生、ん・むぅ・ちゃくちゃっ・

忙しいん・でしょっ・!・

この方・判ってらっしゃる!

物体を透過して診断する・放射線の教授だけのこと・ありますね。

余裕綽々という飄々とした顔して見せてます私です。

高松市から新潟市まで、

自動車で往復?

体力試しと・口では言いました。

そんな馬鹿なこと・

50も半ばの私が・するかぁ?

大切な打ち合わせ・

秘密保守の他人には聞かせられない・

仕事の打ち合わせに・

車を使ってというのが・本音の処。

新しい治療器具とかシステムは、

臨床家とメーカーの細かい・打ち合わせから、

生まれて来るんです。

いっぱい仕事を抱えています。

さばく・には、

優先順位を直感的に付けて、

次から・次へと。

若手の後輩たちに、

私が・よく言う台詞。

頭じゃぁ・なくて、

全身からシャワー浴びるくらい・

仕事せぃ!

そう云う時期が・いるんじゃ!

その経験が・次のステップへの・足がかりになる!

開業医の1日って

今日は・休む暇もない状況です。

外科手術を終わらせて、

直ぐに、

ゴールド・クラウンの装着を済ませ、

で、

次は、

インプラントの上部構造の型採り。

次は再来初診の患者さん。

その後、

総入れ歯の完成の患者さん。

で、

最後は感染根管治療の患者さん。

午後の7時から・会合へと。

患者さんの合間に、

カロリーメイトとジャスミン・ティー。

 

 

 

私は・辛口です。

生意気で・すみません。

ソレは、

18歳の年に【歯科医学】の門を叩いてから、

大変な幸運に恵まれ、

大勢の高名な歯科医師の師匠の胸を借り、

また、

大勢の患者さんの温かい支えで以て、

今日に至ったからです。

育てて頂いた師匠、

私を信頼して身体を貸して下さった大勢の患者さんの手前、

強風下に在っても微動だにしない【安定感】ある

プロフェッショナルであろうと、

私なりの・恩返しでもあるのです。

ある種の歯科医師を観て、

つくづく【育ち】が・大切だと思うんです。

値引き競争、価格破壊がもたらしたもの。

社会全体を眺めれば・阿呆でも判りそうなモノです。

安いモノは・ソレなりのモノでしか・ありません。

本物は、決して安くは・ありません。

本物を扱う店に、コピー商品はありません。

安価な治療を唱う処は、

本物の集まらない【3流】の証でも・あるのです。

また、

ご丁寧な・分割ローンの説明を、

クドクドと御託列べている歯科医院。

通販の時計屋の広告みたいですね。

そのような【内訳】は、

当人同士での、

秘かに・行うのが・品格と云うモンです。

大人の男なら・そう云うモンです。

これも、

お安くなってますから、

どうぞ・お気軽にお越し下さい!

なんて、言ってルのと・同じナンですが。

ようは、

患者さんが・来ていないってことを、

バラしてるのが、

大人だったら容易に判るモンナンですが。

私は弟子たちには・厳しいですよ。

服装・日常の所作・外での対応、

細かい処まで、

ピシャリと、

厳しく言います。

私の師匠の内藤先生も、

今でも、

私には厳しいですよ。

しょっちゅう・叱られてます。

今、

歯科医師は世間の厳しい【眼】に曝されています。

私らの時代とは・大きく違ってますから。

歯学部の偏差値の低さ。

恥ずかしいですよ。

半世紀前は、

歯学部は理系のエースでしたから。

今では全入だと思われるほどの、

情けなさ。

歯科医院の数も・コンビニ以上だと言われています。

どこも・患者獲得に必死と、

なめられて・るんですよ。

だからこそ、

私らは、

本業は当然の事として、

教養を高めることにも努力し、

生活も清廉潔白とし、

医療人としての【振る舞い】に、

ソレはソレは・注意すべき時ナンです。

私らは【歯の治療のプロフェッショナル】。

ソレに徹するべき・ナンです。

チョッとだけの・冒険

この数年前から、

新潟へ参ります際には、

前夜の高松空港発の最終フライト便にて、

都内で前泊し、

翌朝の始発の上越新幹線で新潟市へと。

逆も・また同じ。

ソレが1番・時間的ロスタイムがないからです。

昔、

大阪駅と新潟駅を結ぶ寝台特急が在った時代には、

この手段が1番・好きでした。

寝台特急が・とても好きだからです。

寝台に腰かけながら、

車窓からの風景を、

バーボンを傾けながら。

仕事を終えたからの、

束の間の至上の時でも・ありました。

早朝の日本海の光景も、

それは・形容しがたく美しいモノでした。

【つるぎ】【日本海】の濃紺の車体が消えてからは、

開業医の悲しさ。

日中は診療しなければ・なりませんから、

仕事を終えてから、

深夜の北陸道を・ひたすらハンドルを握って・駆け走るのが

常となっていました。

片道860キロメートル。

朝には、

信濃川に架かる新潟市の象徴【萬代橋】の勇姿が、

視界に入ると、

あぁ・帰ってきたのだと、

とても落ち着いた心持ちに・なったモノです。

6年ほどは、

そのような状況だったと・思います。

ソレが・ある時から、

もう自分には・その体力は・ないのだと、

悲しい自覚を持つようになりました。

それで、

自走運転を諦めたのです。

そんな私が、

今回は、

ハンドルを握って、

新潟へ向かおうと、

思い立ったのです。

訳は、

体力に自信が湧いてきたことが、

1番大きいと・思います。

今年に入ってからは、

とても・とても、

食事に気をつけるように努めています。

プロテインと牛肉、チーズ、

青汁に人参栄養湯を、

朝夕・欠かさず服用し、

魚中心の生活から・赤身の牛肉に一新させたことが、

私の身体に変化を・もたらせたのだと思います。

なんか・身体に自信が持てたんです。

体力試しとして、

周りの忠告を無視し、

私は準備に入ったのです。

通勤用のトラックでは、

まだ自信がありません。

腰の痛みなども考慮して、

今回は無難に、

BMWの7にて、

ゆっくりと・クルージングしようと思っています。

それにしても、

最近の患者さんの多いこと・多いこと。

私の診療所は零細企業ですから、

お越し下さる・皆さんの診察のキャパは・ありません。

お一人・お一人、

時間をかけての診療です。

1日に診察できる数など、

たかが・シレテいます。

ですから、

どうしても・どうしても・

私でなければ・と云う方、

これは、

私も・見抜けますから、

その云う方だけを、

今は診察させて頂いています。

それでも、

午後の6時半から根管治療という

今までの私には考えられない、

予約も入れるようになりました。

これも、

体力と気力に自信が持てたからです。

さてさて、

チョッと冒険してみて、

コレからの日常生活に活かそうと・考えています。

でもねっ、

本当は、

空港だとか駅の構内の・ざわつき、

都内の喧騒が嫌ナンです。

 

総合診療歯科

治療期間も・長かったですが、

今日の治療時間も、

相当・長時間かかりました。

初診時に・このような口腔状況だった、

あの患者さんです。

メタル・ボンド・クラウン修復治療です。

ここに至るまで、

骨には感染根管のために・大きな孔が空き、

下手くそ歯科治療にて、

根にヒビが入って・骨が避け、

歯周外科治療、

根管治療の連続、

で、

噛み合わせ治療の極意でもって。

最後は、

超精密歯科治療へと。

さまざまな技を駆使して、

メタル・ボンドクラウンの金属フレームの至適です。

で、

今日を迎えたのです。