哀しい出来事の最中、
日本歯科大学病院の総合診療科4階フロア、
(普段、私はここで診療しています)の
歯周病専門の某歯科衛生士さんからメールを頂いたのです。
メールは、
私の大学での諸般をサポートして下さる(大変・お気の毒な仕事だと)
松岡歯科衛生士のアドレスを借りて、
送ってきて下さったモノでした。
で、
2重の意味合いにて、
私は・大いに安堵し、
嬉しかったのです。
臨床教授の任を承諾した際に、
2つの事項に留意しました。
女性関係には特に・特に気をつける。
若い時分からモテるので、
(しゅあ・しゃあと言う処が私)
脇をシッカリと締めて、
もう・女性は卒業したというオ~ラを振りまくことに、
努めて・努めて、
仕事に励んでいたのです。
女性の職業である歯科衛生士との関わりは、
あえて、
プロフェッショナルの中のプロフェッショナル松岡歯科衛生士のみに限定し、
会話もほとんど・しないようにしていました。
とは言うモノの、
大学で私の脇を守って付き添って下さるのは、
補綴学の水橋准教授。
この方は女性です。
しかし彼女は聡明で利発な歯科医師です。
現在、歯科医学への情熱の炎が燃えさかり、
シッカリと私の後を就いて来ている姿は圧倒です。
ですから、
この方は大丈夫。
歯科技工士の水橋君と小林君。
女性です。
ただ、
私の歯科技工への・こだわりを知らない人は居ないでしょう。
列記とした私の弟子として、
彼女たちは猛訓練の最中です。
ですから、
彼女たちも大丈夫。
誰それから、
変な噂を言われる事は無いでしょう。
そのような、
涙ぐましい努力の結果、
私の脇の硬さは・証明されたのです!
歯科治療に、
歯科衛生士の実力派は不可欠です。
周囲に私の堅物さが・充分にされたと担保されたと感じ、
私は歯科衛生士諸君に、
ソロソロと近づいたのです。
私ほど、
気の小さい人間は・おりませんから。
で、
三枝式ブラッシングを患者さんに伝授する様子を、
歯科衛生士さんに見せ始めたのです。
で、
私不在の際には代わってトレーニングして頂く。
そんな矢先、
歯周病専門の某歯科衛生士さんからの
喜びに満ちた文面のメールだったのです。
三枝式ブラッシングは【情熱のブラッシング】、
【心ブラッシング】と呼んでいます。
どうやら、
彼女は、
その辺に気づいたようです。
三枝デンタルオフィスは特殊な歯科医院です。
世界に1軒しか・ありません。
でも、
日本歯科大学・新潟病院の4階フロアには、
三枝デンタルオフィスのDNAは、
育ち始めたようです。
大勢の方に、
歯科を通じて幸せになって・頂きたい。
ソレが私の願いなのです。