日別アーカイブ: 2019年7月6日

医療機関は神聖な場所

新約聖書のルカによる福音書が、

私は好きです。

ルカという人物が医師であったと言われているからでしょうか。

ルカによるイエス・キリストの生涯を通す眼に、

私は心が落ち着くのです。

因みに、

聖路加国際病院はセント・ルーカス病院とも呼ばれますが、

このセント・ルーカスが、

聖ルカに相当します。

話しは反れましたが、

人の身体に治療行為を行うことは、

見方を変えれば、

人の身体に傷を負わすことにもなりかねません。

病気を治すということで、

私らは、

人の身体に手当て出来る訳ですが。

これは単に、

国家資格を保持しているからということで、

解決できる類のモノではないと、

私は考えています。

病んだ人は、

程度の差こそ在れ、

悩み、苦しみ、悲しさ、

などの、

負の感情を抱いていることを、

私は実体験から知っています。

手当てにより、

少しでも、

楽に過ごせる日々を送って頂けるように、

それこそ、

神さまに祈る想いで、

治療器具を手にしています。

それが、

私らの仕事です。

しかし、

手当てする側である私らも、

弱い・弱い人間なのです。

完全無欠という治療が無いことも、

経験から知っていますから、

治療器具を手にする際に、

恐怖の気持ちが無いとは、

決して言い切れません。

そのような毎回・毎回の手当てに際して、

正直に申し上げますが、

神さまにすがる気持ち・なのです。

私が医師として・まっとうに生きていれば、

治療の際には、

神さまが守って下さり、

患者さんに対する【決して眼には見えない力】が、

働いてくれていると、

私は信じているのです。

ナンと!

非科学的とお感じになられる方もいらっしゃるでしょう。

でも、

科学を知る者に、

信仰を持つ人が多いのは何故でしょう。

 

インプラントは異物の移植治療という事を・忘れてはなりません

世間では、

1部の歯科医院にて、

インプラントと被せモノ【コミコミ】で、

ナンと!

10万円代に突入した様相です。

価格競争という面においては、

私は完全に完敗です。

どうしたら、

そのような低価格な治療が可能なのか?

私も商家の育ちですから、

原価計算の根拠は、

理解できるンです。

とにかく、

徹底的に安い商品を仕入れることで、

低価格な治療は可能だと思います。

また、

ベルトコンベア式の流れ作業を行うことで、

効率的な治療を行えば、

できると・思います。

でも、

徹底的に低価格の商品って、

医療という局面においては、

大いに

違和感を感じるのです。

話しは変わりますが、

世間的には、

私ら歯科医師、医師という業種、

経済的には恵まれているのも・事実です。

私の講習会を受講される先生方って、

会場へ、

ベンツ、ポルシェ、BMW、

ドイツ車の信者って勘違いするぐらい、

高級車に乗って来られます。

歯科医師も技術者ですから、

エンジニアリング的に、

ドイツ製品の良さを判っているのだと・思います。

最近ではレクサスも増えましたね。

でも、

コレは悪気はありません。

中国製、韓国製の自動車が、

日本で売れないのは・どうしてでしょう?

漢方では、中国は絶対的な信用力があります。

K.ポップや韓流ドラマの人気度から観ても、

韓国の芸能界の努力は流石だと思います。

でも、

私は医療機器や材料について、

さまざまな尺度から、

選択しています。

インプラント治療はチタンという異物を

体内に移植する治療です。

低価格を標榜する気持ちには

到底・なれません。

韓国製インプラントの信仰者である歯科医師ならば、

乗用車も、

是非・是非、

ヒュンダイやキア車の製品を使って欲しいですね。

時々、

韓国へゆく機会があります。

韓国車って、

結構、格好良いですよ。

 

 

 

戦う集団

日本歯科大学・総合診療科の臨床教授を拝命されました際に、

黒川副院長が・さりげなく駆けよって来られ、

耳元で囁かれた台詞の重みを

今になって実感するように・なりました。

三枝っ、遠方の処、ピストン勤務、ありがとう。

で、

くれぐれも【継続】が・なっ!

1年間は、

ジックリと、

様子を眺めていました。

忙しい質の私にしては、

これは珍しい行動パターンでした。

で、

今年の1月に、

歯科放射線学講座の小椋教授。

総合診療科の臨床教授である私。

総合診療科の菅原准教授。

全身管理科の大橋准教授。

歯科補綴学第1講座の水橋准教授。

歯科技工科の関口技工士長。

総勢6名の少数部隊を組織したのです。

小椋教授曰く、

戦う集団にしましょう。

無論、

戦う相手は、他人では・ありませんよ。

歯科疾患の原因と戦う集団という事です。

会の名称と会長職は、

全身管理科の大橋准教授に依頼したのです。

【新進歯学研究会】と名付けられた・この会の鉄の【心得の状】は、

共同戦線をはるという手法で、

患者さんへの治療も、

各専門分野の先生とのチーム・アプローチを採り入れること。

そして、

各自が、年間4本の英字論文を発表すること。

で、

毎月、毎月の定例会は時間厳守で進行されます。

毎月、毎月、

論文が完成されてゆく様相は圧巻です。

昨日、

製本された論文の第1号が送られてきました。

今後、

次々と、

新進歯学研究会の研究報告が

世界を又に広まるでしょう。

本学は、

今年の歯科医師国家試験の合格率も良い結果でした。

来年は更に向上するでしょう。

他校のような国家試験の予備校のような教育は行っていません。

あくまでも、

良い歯科医師を創る教育を実地していると、

各教官には頭の下がる思いです。

ですから、

私らも、

シッカリと母校のために努めることが、

強いては、

患者さんのためになると、

そう思うから、

戦っているンです。