月別アーカイブ: 2015年10月

患者さんからの問合せに関して

今朝も、そうなんですが、朝にメールを確認して、

患者さんからの問合せがあった時は、食事しながらでも直ぐに返信するように心がけています。

心のなかでモヤモヤを抱えている姿を思い浮かべるからです。

忙しい❗忙しい❗と言っている人ほど、結果を出せない人と私は思っていますので、

忙しい❗は、出来ない言い訳に過ぎないと思っています。

但し、私の大いなる欠点をお知らせします。

私はパソコンの類いが苦手なのです。

ですから、ブログも予め設定して貰ったページをクリックして開き、

中指1本で、キーボードを打っています。

でも、凄いスピードなんですよ❗

で、お問い合わせのメールも、返信の項目をクリックして、

そこでキーボードを叩いています。

が、時々送信したにも関わらず、エラーで帰って来るときがあり、

こういう時に私は、仰け反っての動転します。

遂には、面倒になり、直接にお電話させて頂く方が早い❗

何かをし残すのが嫌いな質です。

迅速に対処するは、医療の鉄則ですから。

その辺をご理解下さい。

ヤンチャ坊の強味

夕方近くに、院長室のドアをノックして、スタッフの宮田君が顔の半分ほど覗かせて

ー 明日の夕方の手術はどの様に? ー

と、因みに宮田君は大きな犬が恐いんです。

ー うーん? 明日まで待ってくれんか?考えはマトマッテいるんだけど。

イメージしても、実際は状況に依って手が勝手に動いてくれるんでね。

準備が大変で、すまんね❗ ー

というシチュエーションはしばしばです。

手術の道具程に多いもんはありません。

予め既に滅菌して其々を滅菌パックに準備していますが。

もう一度、手術日に、繰り返して滅菌を再度行っているのを常としています。

綺麗で清潔な手術して差し上げたいですから。

で、実際に手術に入って仕舞うと、

恐らく私はラリってるんだと思います。

こうした方が良い!

コッチのルートを選択しよう。

手が勝手に動いてくれるんでね。

その私の判断の変化に、手術アシスタントは適時、適格な道具を直ちに私の掌に置くことが要求されます。

大変な仕事だと思います。私の子守は。

既に若いとは、言い訳の出来ない年頃の歯科医が自身のHPにて、

YouTubeを利用しての、様々な持論をご披露されて居られるのを目にする機会がありました。

優等生なんでしょうね?私とは違って。

頭も堅いんでしょう。

もっと歯ってヤンチャ坊主なのに、そんなんじゃ歯は窮屈だろうにと、

つい、笑みが溢れました。

観れば、確りモンのカアチャンが気合いを入れて、堅物の融通の利かない父ちゃん先生を支えているのが判ります。

このカアチャン、担ぐ相手が違ったならば、もっと羽ばたけるのに残念だ❗などと想いながら、

私らの仕事は職人仕事。

理屈より、生きたモノを相手にしてるという不確実さに面白味があるんですが。

最近は、此処からの転院されてお越しになられる患者さんも多く、

つくづく想うんです。

私は若い時分には、使ったお金を額を自慢できますよ。

ー 宵越しの金は持たねぇんだ❗ ー

みたいな処から、無駄が私を育ててくれました。

この先生、学生時代から、恐らく生活を切り詰めて貯金する方の口なんでしょうね。

仕事に大切なのは、遊び心。楽しんで仕事せねば❗

HPの問合せフォーム

HPを作って頂く際に、制作者に丸太投げでした。

HPの専門家でもない私が、脇からごちゃごちゃと口を出してはヤりにくいだろうと思ったからです。

専門家にも色々いらっしゃいますが、

依頼する際に、吟味して相手を選んだ上でのことは言うまでもありません。

HPというモンは、あくまでも私からの一方通行の情報発信でしかありません。

観た方が、其れをどの様に感じるのかは、其々の感性なり価値観の違いから変わって当然だと思います。

折角のHPです。

コミュニケーションツールとして利用して頂けることは、誠に喜ばしいことです。

私ら医療人は、人のお役にたつために生きています。

歯の判らないことを聞きたい時には、遠慮為さらずにご利用下さい。

歯が悪くなる前に、予防の範囲で済むのが一番ですし、

歯医者の餌食になって欲しくはありません。

私は、出来ないこと、してはならないことはハッキリ言う質です。

歯に関心を持って頂けることが、私らに出来る第一歩なのです。

誠実に素直な心持ちで身体と向き合う必要があるのでは

最近になって通われる様になった同い歳位の女性の患者さんを診察していました。

大変お気の毒なことに、上の歯は殆んど残っていません。

ほんの少し残った壊れたセラミックで処置の為された前の歯は、

いつ抜け落ちるか判らない程にグラグラしています。

下の奥歯も既に無く、前歯は根管治療の限界程度の大きな病巣を持っています。

上の治療は総入れ歯にて、

下の奥歯の治療はインプラント治療のための前準備としての

骨の厚さを大きくする手術を既に終わり、

現在、インプラントを入れる時期を待っている段階です。

今は、その待ち期間を利用して、

上の総入れ歯のデザイン、例えばどのような形の人工歯を、どのようにして列べようか?

上唇の張り具合は?

ほうれい線の形はどうなるのか?

横顔はどうか?

等など、仮の土台に手を加えて、あれやこれや試行錯誤の最中です。

こういう事は、一回では解決出来ませんから、

毎度毎度、少しずつ手を加えていきます。

で、次回からは下の前歯の根管治療に入る予定です。

治療の後で、その日の治療の説明と、次回の予定などを

お伝えしています。

このお気の毒な悲惨な状況から速く、脱出させて差し上げたいと、

私の方が、ハヤル気持ちで一杯です。

骨の治癒には栄養補給は大切です。

が、食べられる状況に無いのもよーく判り、

ー 一体、どうやって食べてるんですか? ー

と、此方が聞く始末です。

つい、

ー 私にも小さい娘がおります。いずれ年月が経つと○○さんと同じ歳に同じになる訳で、

其れを想うと‼ ○○さんにも私の娘みたいな時もあった筈です。

親御さんが、どれ程大切な想いで育て上げたのかを考えると、ウカツな事は出来ません!

どうぞ頑張って、時期を待ってください。

野菜はミキサーでジュースにして、牛乳も最近は加工されて成分が薄いですから、

イリコをミキサーでクラッシュしてでも、食物で栄養分を入れてください。ー

こんなボロボロの歯になったのは、患者さんのせいだけではありません。

口こそ出せませんが、拙い技術の行った末であることは間違いない事実です。

頑張って居られる姿に、目頭が熱くなりながら歯に向き合っていました。

ありがとう

診療に通って頂いておられる患者さんから、まだ治療の過程であるのにも関わらず、

次々と大勢の新しい患者さんを紹介してくださいます。

未だに修行中の未熟者の私です。

歯科医学の真髄への到達には、この寿命の残りで足りますことは在りますまい。

欲しいモノに手が届かずに、予め人生を終えなばねばならない定めを確信しているのは辛いモンです。

しかしながら、患者さんのお役にたてることだけが、力の燃料になっています。

人生の幕を引くときに、私はどのように想ってるんでしようか?

最近、女優さんが亡くなりました。

死ぬ直前に痛々しい姿で、マスコミのカメラの前に立った姿について私に申し上げる資格はありません。

病床にての素顔を公開した心持ちについても、私にはトヤカク言う資格はありません。

長い間、非公開であった若い頃の裸体写真の公開を許した心の叫びについても言えません。

が、私の知る限り、この女優さんは、そうすることがプロのテッペンへの鍵穴だと観えたに違い有りません。

そういう人でした。

冷え込んで来たぞ!

深夜にはグッと冷え込んで来ました。

小学1年の娘と抱き合って眠っています。

身体こそ小振りのこの娘は、だいのゴテ坊!。

1度駄々を捏ねだすと、私でしか対応が出来ません。

何故、私しかって?

其れは拘りの勘所ってモンを、お互いが似ているからでしょう。

あんまり寒いんで、私にシガミツイテ眠っています。

で、私の背中合わせには、

マリリンが、これも寒いんでピタッと、身体を伸ばして、

顎の下からお腹を私にくっ付けて眠っています。

このフサフサした体毛を持つ犬は、一体何を考えているんでしょう?

この小さい娘とマリリンは、トイレ、風呂、それこそ何処にでも着いてきます。

もう今年も後半戦たけなわですね。

皆さん、風邪などひかないように、頑張った過ごしましょう!

特別な処

新潟へ参ります時に、北陸道を車でかけ走ること、既に数十回は優に越えるとことになります。

越後の国と越中富山の国境には27だか29か、物忘れの激しい昨今、定かではありませんが

かほどに沢山のトンネルがあります。

此方から数えれば最後のトンネル、新潟から帰る時には最初のトンネルが、春日山トンネルです。

春日山は越後の覇者である上杉謙信公の居城である春日山城が、その頂にあります。

今では石垣のみしか当時を偲ぶモノはありません。

私はこの小高い山を貫いたトンネルを通過する際には、  

必ず、心の内で般若心経と毘沙門様のご真言を唱えています。

謙信公は毘沙門様の生まれ代わり、旗印に毘の一文字が描かれていたことは衆目の知る処です。

車の速度を80キロ程度に減速して、車内にて騒ぐ娘たちに

ー 静かにせぃ! ー

と、タシナメテ、これも習慣となりましたので娘たちも、それは承知で、

般若心経は言えませんが、

ー オンベイシラマンダヤソワカ! ー

の処は、皆で唱和しています。

しかしながら、誰がこの聖地のような山をくり貫くなんて暴挙をしたんでしょうか?

迂回すれば良いのにと、感じる私が古くさい人間なんでしょうか?

トンネルを抜けると、上越市の街並みが拡がります。

遠くに柏崎の岬も目に映ります。

もう少しの辛抱で、越後の平野の稲田と弥彦山が現れてきます。

かように越後新潟は、私にとっては特別な処なのです。

話は反れますが、飛行機や新幹線の窓から富士山の勇姿を目にした際に、

周りを忘れて、私は想わず柏手を叩いてしまうのです。

朝にお天道様を拝し時、夜の月天様を仰ぎし時にも、想わず柏手を叩いてしまうのです。

ー もうパパ!恥ずかしいから止めて頂戴! ー

と、娘たちからたしなめられている毎日です。

経験は命

勤務してから毎日の様に手術に立ち会う歯科衛生士の宮田君は、

昨日、自身が歯周外科手術を経験しました。

今朝、顔を見る限り、腫れてはいませんので、安堵した私です。

表情をジッと観るに、何か大切なモノを掴んだようです。

この言葉では客観的に説明出来ないナンかが、人の身体を預かる医療人には不可欠な条件なのです。

あーニューヨークへ行きたい!

治療のメンテナンスのために、レッスンみたいなモンなんですが、

自分のテクニックや診断を、別の方面からのチェックを受けるように心がけています。

アメリカの専門医の先生は、キチンと観るべき処は視てくれています。

最近は、試験管の中での作業が続いています。

寒くなって航空運賃が安い時を見計らって渡米しようと思っています。

いつもいつも歯科だけなので当地で3泊位の強行軍ですが、

肌に凍てつくニューヨークって良いですよ。

セントラルパーク.サウスのエセックス.ハウスを常宿としていますが。

倹約しようかな!

空也の和菓子

DSC_0034茶道武者小路派の稽古を始めた娘たちです。

もう長い間、今では立派な青年になられた息子さん共々の患者さんに手ほどきをお願いしました。

お人柄も良く、私はいつもこのご婦人が来られるのを楽しみにしています。

もう20年ほどの前になるでしょうか?

県外の医大にて抜歯をした際に、麻酔で意識不明となれれたとのこと。

で、歯科の治療が恐くて恐くて、治療が遅れてこんなになりましたと、

仰られていたことが時々、私たちの話題となります。

麻酔が恐いのに、全部の歯をインプラントにて修復したのです。

ー 先生の麻酔は痛くない、辛どくならない!ー

私と特別なことはしていません。

笑気鎮静法は全く、静脈内鎮静法も、ほとんど使いません。

が、麻酔注射をする際には、粘膜をジッと凝視して、針を入れる処を探します。

ある1点は、痛くない、辛どくならない処があるんです。

それこそ、粘膜の方で、ここだ!ここだ!と教えてくれるのです。

インプラントは虫歯にはなりませんから、

と言って、

ー 甘いものの食べ過ぎは身体にお悪いので、お気をつけ遊ばせ! ー

と、この娘たちの師匠が最近、肥満気味で私はショッチュウカラカッテいるのですが。

ー だって先生、美味しんだもの! ー

明日の教室へ向かう娘たちに手土産を持たせようとお菓子の用意をしました。

銀座並木通りの空也の和菓子です。

娘たちは、師匠からお菓子の話ばかりを授けられているかもしれません。

ー あー空也のお菓子って美味しいのよ!ー

前回、帰宅した娘たちは空也の和菓子しか頭に残っていない様子。

親バカの典型である私は、早速にお店へと予約の電話を入れて、

東京都ご開業で私どもの医局の研究生であるコーラル歯科医院の小出 明院長先生に、

わざわざ銀座まで足を運んで貰ったのです。

ー 先生からのご依頼の品、キチンと発送させて頂きました ー

娘たちの師匠は、さてさて、どんな顔を娘たちに見せるのでしょうか!