カテゴリー別アーカイブ: ただの日記

正中隙っ歯のダイレクトボンディング修復

昨日の日曜日の午後、

ダイレクトボンディング修復を楽しみました。

可哀想ですよね。

クーラーをガンガンに効かせて

頑張りました。

真ん中の2本と、

左の2番目のをに、

ダイレクトボンディング修復。

プラスα。

気合いをいれすぎて、

歯肉が少々、

傷ついて出血しています。

ごめんなさいね。

次回は研磨です。

今日レクチャーした歯磨き方法を

是非マスターして下さいね。

 

噛み合わせ治療

噛み合わせの治療は、

下準備に手間暇がかかります。

若い時分から、

大勢の【噛み合わせの大家】からの

直接の指導を受けました。

その栄養を糧として、

くわえて、

自分の長期間の臨床経過から観察し続けて、

私なりの噛み合わせ治療を行っています。

この処、

日本歯科大学 新潟生命歯学部 歯科補綴学第1講座の

小出馨教授親子の個人教授を受けています。

現代の噛み合わせ治療の巨星です。

私の噛み合わせ治療は、

先生親子のお陰で、

更に進歩しています。

毎日の噛み合わせの治療で、

工夫しながら、

小出馨教授親子の添削を受けています。

このマウスピースには、

小出理論が全て含まれています。

それを私なりにアレンジしました。

私は患者さんの病状を

どうしても治したい。

ヤルこと満載。

暑い夏に負ける訳にはいきません。

最近、

友人から言われました。

三枝のブログの更新頻度って凄いね!

よく暇在るよね?

暇などありません。

チョッとした合間に、

葉巻を吹かしながらでも、

書けますもの。

映画の鑑賞もそうです。

一気呵成に映画を観る暇などありません。

細切れで、

観るんです。

読者も同じ。

すると決めたら、

とにかく継続!

名医など

大学院生時代は、

歯科医師と言えども、

貧乏でしたね。

卒業後に勤務医となった同級生との

経済格差は、

目も当てられない位に

広がる一方でした。

時偶に再会した際には、

内心では困惑していました。

食事代が翌週の経済を逼迫させるからです。

臨床の最前線で、

活躍しているように見える彼らを

羨ましいと感じたこともありました。

ほぼ毎日のように、

夜間診療のアルバイトで、

日銭を稼ぎ、

平日1日、土曜日の1日、

週に2日のアルバイトが

私に定収入でした。

大学院の授業料、家賃、光熱費などです。

このような経済状況ですから、

東京の美容外科からのアルバイトが入った時には、

バンザイしたモノです。

そうでもして、

大学院に在籍していたのは、

卒業後の最初の期間の過ごし方で、

医師の将来を決定することに

気づいていたからです。

科学の真理を理解し、

初めて、

患者さんの治療を行えるんだと、

私は多くの先人たちの歴史から学んでいたのです。

あるアルバイト先の○○先生。

親分肌で歯医者は口達者が勝負という見本のような歯科医師でした。

開業当初は新潟の○○歯科!

ですから、

どうぞご安心してお委せ下さい。

院長が患者さんに決まって言う台詞です。

お金の話しがまとまったなら、

後は大学からの私らアルバイトの仕事でしたね。

何年か経過し再会した際には、

日本の○○歯科に台詞が進化したいました。

どうやら今では、

宇宙の○○歯科らしいですよ。

心臓に毛がジャングルのように生えている

類い希なる人物だと思います。

でも、

この種の歯科医師を大勢観てきました。

恐らく、

彼らは本気なのだと思います。

自分の治療がスゴい!と、

本当に信じているのだと思います。

それは自分の技量の裁定が出来ないくらいに

歯科治療の基本を見た事がないのだと思います。

ダイアモンドに価値を見いださない猿と

同じだと思います。

私は決して名医ではありません。

まだまだ修業の身であります。

ただ、

ホームページを観て、

この地元である香川県に、

高松市に、

多くの名医が居られる事を知りました。

私は其処まで自信満々ではありません。

インプラント治療においても、

私を遙かに越えた技術と経験がある

若い歯科医師が居られる事も知りました。

噛み合わせの大家が居られる事も知りました。

症例の提示もありました。

中には、

他人の著作から引用して

自分の症例として

掲載しておられる歯科医師も居られます。

審美治療のその15年先を

私は予知出来ました。

知らぬが仏。

カトリックの私ですが、

この台詞しか思い浮かびません。

歯科医師の道は厳しいモノです。

私など名医など、

ほど遠いと。

日曜日も診察だ!

教会でのミサのあと、

刺すような陽射しのせいで、

握るハンドルの熱さに驚きながら、

車を診療所へと。

午後から診療を入れています。

上の前歯の隙っ歯を

ダイレクトボンディング修復で、

審美的な改善を図る症例です。

隙っ歯を埋める治療は、

空間に、

材料を盛り上げて、

既存の歯質と区別つかないように。

何色も色を使って、

口の中で、

歯の形態を創る治療です。

昨夜、

息子から電話がありました。

父ちゃん、

素人には、歯医者の上手下手が判りにくいね?

そうだね。

だから、

アレだけ沢山の歯科医院が営業出来てるんだね。

究極の処、

腕の良し悪しを見分ける治療って何?

簡単だよ。

総入れ歯とダイレクトボンディング修復。

入れ歯の下手な歯医者は、

ヤタラとインプラントを進めるぞ。

インプラントは、

直ぐには結果は出ないからな!

下手でも骨とインプラントがくっついていたら、

患者さんは噛むことは出来るからね。

総入れ歯は、

そうはイカナイぞ。

痛い。

ガタガタ動く。

外れる。

いろんな苦情を言われるぞ。

ダイレクトボンディング修復は、

治療直後に即座に結果が出ることを

歯科医師は承知しているからな。

デキねぇから、

磨り減り易い、

変色し易いって言って、

必ず歯科医師は逃げるからね。

そういう歯科医師は、

出来ないんさ。

直ぐにバレルから。

難しい症例ほど、

燃えるモンです。

クーラーをガンガンに効かせた診療室で、

音楽でも聴きながら、

優雅な気持ちで、

ダイレクトボンディング修復といきましょう!

 

歯科医院のWEB予約?

私は歯科医師になって、

32年になろうかと思います。

大勢の患者さんの歯科治療に従事してきました。

飛び込みでお越しになる患者さんを

診察しないようになって、

27年くらいは経つかと思います。

私は目の前の患者さんにこそ、

誠心誠意、

全力で、

診療することで精一杯でした。

其処へ、

飛び込みでお越しになられたら、

ドチラも、

中途半端な治療になりかねません。

ほぼご紹介の患者さんで、

アポイントメントは埋まっていますし、

お電話を頂いた方には、

最初に電話での聴き取りを

丁寧に自らで行い、

さて初診という時には、

予め予想をした状況での、

診察の準備を万端整えています。

ホームページの問い合わせフォームからの方も

お電話の場合と同じです。

何度かメールにて会話のキャッチボールをしてから、

さて初診という具合です。

何事も、

お互いを知る手順を省くことを

私は好みません。

映画館の空席情報の真似事のような

WEB予約など、

私の流儀の対極にあります。

インターネットは便利ですが、

私は空席を埋めるという

合理主義的な歯科医院を

創りたくはありません。

無駄遣いと思われるならば、

それはそれでも構いません。

私は患者さんとのコミュニケーションを

とても大切に考えています。

星に願いを

猛暑のなか、

仕事帰りに

冷たいジョッキを一気飲み!

と言いたい気分です。

若者たちは、

大いに夏の盛りを堪能し、

夢を語り明かす夏の夜は、

生涯の想い出になるでしょう。

今のうちに、

多くの友をつくって欲しい。

そして、

友と共に、

語って、

笑って、

慰めあって、

大人の準備を怠らないほうに。

夏の夜の満天の星は、

君らを

絶対に見捨てることはしないだろう。

どうか、

星に願いを祈って欲しい。

それが青春だ。

ストップ!ザ・無切開インプラント

痛いのはヤダ!

私も一人の患者としての立場であれば、

痛いのは嫌ですよ。

手術と聞けば、

そりゃ恐いですからね。

でもね、

手術中は麻酔が効いてますから、

痛い筈は無いんです。

麻酔注射の痛い先生は、

下手だと思って良いでしょうが。

最近話題となった

群馬大学医学部付属病院の内視鏡手術ミス連発事件。

同じ医師だったことで、

良く判るように、

要は、

その医師の技術的な問題だったのです。

何でもかんでも内視鏡手術。

そんな筈は無いのです。

万能な治療手技ってありません。

無切開インプラントも全く同じ。

患者さんの耳障りの良い

甘い囁きでしか無いでしょう。

適応症例って言葉をご存知ですか?

症状に応じて、

治療方法を選択する事です。

オールマイティな治療方法などありません。

まして、

痛くないから、

腫れないから、

それが大きな利点で全てを無切開インプラントするなら、

それは阿呆でしょう。

無切開インプラントを推奨する医師に問いたいですね。

患者さんのお許しを頂いて、

粘膜を開いて、

本当にキチンと出来ているのかチェックしませんか?

イエテボリ大学のリンデ教授の言葉を知らないのでしょうか?

私は自分の目で直接見た骨しか信じない。

私は自分の手で直接触れた骨しか信じない。

インプラント手術は切開すべきである。

私はこの大家の声を信じます。

 

1年先の予約は

イッパイ歯医者さんの治療を受けておられるんですが、

シッカリと噛めないと言う患者さん。

歯で困っておられない方には、

へぇ~?

てな処でしょうが。

歯にお金をかけることなど

モッタイナイ!

それでも、

それ以上に困った方々が、

私の診療所へ来られます。

高松市という狭い地域の医療という視野での

治療は行っておりません。

どんなに難しい症例であっても、

歯の声を丁寧に、

聴き取りすれば、

縺れた糸を解すように、

難問は解消するのです。

ますます多忙な50代を過ごしています。

どうせするならキチンとしたい。

本当に歯が悩み。

そういう患者さんだけ。

どうぞお越し下さい。

この日曜日も、

朝のミサのあと、

難しいダイレクトボンディング修復の患者さんの治療です。

高松市と新潟市を行ったり来たりの私です。

休日でも、

空いた時間帯に、

治療に当てています。

丁寧な手当てには、

十分なゆとりを持った治療時間が必要ですから。

何回も予約の変更を

直前になってなさる方って、

決まった方です。

今の私には、

まぁいいかと、

知らぬ顔をして黙認していますが、

次にご予約の電話を頂いても、

次の予約は1年先と考えています。

そのくらい、

歯で本当に困っておられる患者さんって

多いのですよ。

 

あっという間

永井荷風のような生き方なり日常の過ごし方に

強い憧れを持つ私ですが、

全く逆の人生を歩んでいます。

追い立てられるような時間でした。

これからも相変わらずでしょう。

縁が在って就いた歯の仕事です。

大切にしたいとだけ。

それでも、

心も身体も楽になれる日が来るのでしょうか?

初診の際の所見です。

丁寧に手当てして、

16年経過し、

現在はメンテナンスの女性です。

メンテナンスの患者さんの口腔を診察しながら、

あっという間に、

時が過ぎることに、

私の方が着いていけていないような気がします。

丁寧な歯科治療

先にご報告した、

あの患者さん。

仮歯を装着して、

噛み合わせに変化を付けた事に

気づいた先生方は、

良く観てますね!

で、

仮歯に代えたことでの

歯茎の変化はご覧の通りです。

これが仮歯を装着する直前の歯茎。

で、

10日後の歯茎です。

随分と炎症が消失していますね。

どれだけクラウンの形態が

歯茎に影響を及ぼすのかが

一目瞭然ですね。

今日、

一気呵成に歯周外科。

歯茎が健康になったら、

次の手当ては、

根管治療です。

これなら、

楽にラバーダム防湿ができますよね!

歯科治療は、

一つ一つの手順を省かずに、

決まりごとを厳守することが

成功のための第1歩。

私はそう戒めています。