カテゴリー別アーカイブ: ただの日記

今日の私

今、

インプラントの埋入手術がおわり、

レントゲンの現像を待っています。

そんな処、

次の手術の患者さんがお越しになられました。

チョッとだけ、

一服させて下さいと。

さて、

頑張って執刀してきます。

余裕の心で

毎日の報道を観ても、

ギスギスした社会になってきたんだなと。

カトリック教会のミサでは、

毎回、

【主は皆さんと共に】

と司祭は、

信者たちに語りかけ、

【主は司祭と共に】

信者たちは司祭に応えます。

超情報過多の時代に生きる

超ストレス過多社会とは、

一線を画する場が、

教会カトリック教会には在ります。

私は人の身体を与る仕事をする上で、

心の豊かさを忘れたくはありません。

昨日初診の患者さんの口腔の写真です。

哀しさと恥ずかしさで、

胸がイッパイの女性でした。

丁寧な手当ては絶対に必要です。

器用な手先も絶対に必要です。

でも、

もっと大切なことは、

私は患者さんと共にあるという

私の想いです。

新潟から帰省した翌々日、

一気呵成に、

私は腕前を発揮する準備をしています。

私はゴルフ選手に例えれば、

トーナメントプロであるとの自負を持っています。

自費治療のみの歯科医師として、

多くの修羅場は経験済みです。

私が診断し、

手を下す際には、

ほぼ治療のゴールは見えています。

また経過を報告します。

自費治療オンリーの歯科医師の仕事は、

すべては患者さんのために。

 

来週は新潟にて

来週は新潟です。

高松の診療所で、

月曜日の夕刻まで診療し、

羽田経由にて、

都内で宿泊。

翌朝始発の上越新幹線にて新潟まで。

これで、

朝の9時の講義に間に合うのです。

金曜日の深夜に高松市に帰郷し、

土曜日、

日曜日も、

手術のアポイントメントが入っています。

4月に臨床教授の辞令を頂いてから、

私の新潟市での過ごし方は一変したのです。

早朝の信濃川沿いの散歩も、

夕刻時に、

新潟駅直結のジュンク堂書店で、

ブラブラするのが楽しみでしたが、

全く出来なくなりました。

早朝に大学に入り、

深夜にホテルに入る。

夕食はホテル前のコンビニ弁当が常となりました。

それでも、

大学での時間は、

とても有意義なモノですから、

贅沢は言えません。

 

 

喜びも哀しみも

院長室の壁にも、

診察室の診療台の真横にも、

必ず視界に入る処に、

この言葉が在ります。

【歯科医療は愛の仕事である】

内村鑑三先生の言葉です。

札幌農学校のクラーク博士。

【少年よ、大志を抱け】

と言えばお判りでしょう。

この有名な言葉を残したクラーク博士の弟子である

内村鑑三先生は、

哲学者、神学者として名高いのは周知の処です。

わが国における聖書の普及も、

内村鑑三先生の功績の一つです。

この言葉の真意が理解出来るようになったのは、

恥ずかしいのですが、

最近のことです。

私の診療所には、

多種多様な原因や症状で、

歯で本当にお困りの方々が、

各地からお越しになられます。

ストレス過多社会です。

例えば、

拒食症の方も随分と大勢にお越しになられます。

その原因もさまざまですので、

対応も、

患者さんによっては、

真逆の所作を行う事も在ります。

私の仕事は、

歯を修復させる事だけではありません。

歯を通じて、

縁が在って、

私の診療所へお越しになられた方の、

お役にたつことです。

今どきは難しい時代ですが、

時には、

患者さんを叱る事も在ります。

一生懸命、

身体全体で、

患者さんにぶつかることが、

私の仕事だと思っています。

先日の日曜日のミサにて、

諏訪司教さまがオモシロいお話しをされました。

人を、

果実のように、

最後まで、

搾って搾ったら、

何になると思いますか?

?????

それは神さまからの愛が残るのですよ。

ミサの度に、

カトリック信者は、

神さまの肉であるパン、

これを御聖体と呼ぶのですが、

儀式のなかで頂き、

食するのです。

この時、

私の身体の中に神さまの命を感じ、

次の1週間の力の糧となるような、

力強い気持ちと、

幸福感に満たされます。

医療と言う仕事の独自性、

これは自分を捨てることに在るように

この頃は思うのです。

治療の度に、

患者さんの診察の度に、

私は私を捨てて、

患者さんしか視ないようになったのは

本当の処、

最近のことなのです。

歯を通じて、

患者さんの過ごして来られた歴史が、

視えるようになったのも、

最近のことなのです。

 

寝だめ

笑ってください。

診療が終わって帰宅したのが

午後の6時半でした。

速攻で、

ベッドに入り、

マリリンもほっといて、

爆睡!

起きたら朝の8時。

で、

再び、

ベッドへ直行。

で、午後の1時まで、

死んだように眠っていました。

急いで、

マリリンにご飯をあげて、

ボサボサ頭で、

マリリンを散歩に連れて行き、

カラスの行水のような入浴。

で、

診療所へすっとんで来たのです。

午後の3時半から、

お二人ほど、

診察があります。

この処、

私を悩ませていた、

頭痛と肩の痛みは、

完全に消えています。

今日も寝だめしよう。

 

総合診療歯科医師

高松市の中心部に建つ

高い尖塔を持つ桜町カトリック教会は、

今から遡ること約62年前に建造されたとのこと。

来たるべく東南海地震に備えての

改修工事のために、

先週の日曜日のミサを最後に、

来年の6月までという短い期間ですが、

立ち入り禁止となりました。

今朝からのミサは、

教会となりの会館の会議室にて、

執り行われました。

大きな高い天井と、

ステンド硝子からの陽光が美しい御堂でしたので、

多くの信者さんには、

違和感があるのかもしれません。

しかし、

私の教会での信仰は、

岡山県の笠岡市の漁港に面した簡素な教会から始まりましたので、

私には、

全く違和感を感じませんでした。

諏訪四国司教さまの執り行う

厳粛なミサは、

どのような場所であっても、

私の心の支えとなります。

日曜日毎の朝の8時を

私は待ち遠しく

日々を過ごしています。

今から、

診療です。

日曜日の診療については、

患者さんから診療報酬を全く頂きません。

私が勉強の最中にある治療は、

患者さんにお願いして、

日曜日にお越し頂いています。

ですので、

逆に患者さんに勉強させて頂いていることについて、

感謝の気持ちで臨んでいます。

歯列矯正治療をと言うのが、

日曜日の診療となりました。

この歯列矯正治療も、

実は、

歯科保存学的見地で、

アレンジメントして、

もっか考える診療を実践しています。

歯列矯正治療をもって、

私の総合診療歯科医師として

守備範囲は万全となります。

 

 

私のインプラント症例数

最近、

患者さんの統計処理の必要があり、

私のインプラント症例数が正確な判りました。

31年の数字です。

9643本でした。

統計学的には、

98パーセントの成功率でした。

上の奥歯部分の成績が1番悪く、

96パーセントの成功率でした。

下の前歯部分の成績が最も良好で、

99パーセントでした。

どこかの歯科医院のホームページで、

私は全く失敗はありませんとありました。

アレは完全に嘘か、

患者さんが他医院に、逃げた結果、

本人が知らないだけでしょう。

私はゴルゴ13ではありません。

骨との結合を失ったインプラントはありました。

インプラント周囲炎の症例もあります。

骨との結合を失ったインプラントについての考察は

既に出来ています。

抜歯を私がしていない部分のインプラントです。

これは、

インプラントを除去し、

再び、

インプラントをトライして、

完全にインプラントと骨の結合は回復しました。

抜歯の際の掻爬が大切なことが示唆されます。

インプラント周囲炎についての対応が、

これからのインプラント治療の課題だと考え、

日々、

研究しています。

長期的に安定した状態で歯を残すために

私は【歯科保存学】専攻で、

歯科医師の道に入りました。

そこから、

さまざまな過程を30数年を経験し、

母校の付属病院の臨床教授を拝命しました。

その所属が総合診療科であることは、

私にとっては、

大いに名誉であると思っています。

歯を長持ちさせるために、

さまざまな手当てを尽くす。

これが歯科医師の第1の使命です。

歯周病に関し、

私の診療は、

完全に出来上がっています。

先ずは、

徹底的な歯磨きのトレーニング。

序で、

徹底的な口腔の清掃。

で、

時々の、

噛み合わせの調整。

そして、

歯周外科です。

術前の歯茎です。

この写真から、

炎症歯肉が診えないならば、

歯科医師として、

目を肥やす必要があるでしょう。

歯周外科は、

炎症で腫れた歯肉に行ってはイケマセン。

この程度まで、

歯肉を整えてから。

それが歯周外科成功の秘訣です。

メスを入れ、

歯茎を開いて、

汚れを徹底的に清掃し、

歯の根の表面を研磨し、

骨の形態を整えます。

で、

縫合です。

これで、

歯周ポケットは完全に除去され、

あとあと、

磨きやすい歯肉環境が整備されます。

 

 

 

考える治療

年々に、

多忙になって、

自分の時間を持てなくなりました。

友人と、

飲みにゆく機会も皆無です。

1日中、

歯科一色。

私は【考える治療】と言う言葉を

後進たちに、

口酸っぱく、

提言しています。

考えることで、

【歯の声】が、

聞こえるように

必ず、

なるからです。

【歯の声】に

耳を傾けることが、

歯科医師の第1条件だと

思うからです。

私の診療スタイル

患者さんの診察の前に、

私が必ず行うこと。

1. 向かいあって、雑談や前回の治療の後の変化についてなど、

話しを通じて、

表情なり体調を観察すること。

2. 診察台を倒して、

先ずは、

顎の触診を行うこと。

3. 歯磨きのチェック

4. 口腔内の清掃

そこから、

初めて歯の治療を行うのです。

歯科医師になってから、

ズッと、

このスタイルを続けています。

さっさと、

歯を削る事だけは、

絶対に、

したくありません。

入れ歯はダメだ!

ブリッジはダメだ!

金属はアレルギーの原因だ!

そのような、

偏った根拠に欠けた、

無責任な発言は、

避けてきました。

それも、

私のスタイルです。