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見せたくて堪らない・根管治療

スタートが休暇だったり、

忙しく・してたりで、

お~い・チョクラと、

レントゲン写真を・スキャナーで、

デジタル化・してくれ~い!

頼んでも・返事は・ありません。

と云っても、

機械オンチの私は、

そんな芸当は・絶対に・イヤで・仕方ありません。

ですが、

最近の・私の根管治療後の・レントゲン写真。

見せたくて・見せたくて・仕方ないンです。

あ~あ・我ながら・上手いなぁ!

感心仕切り・などです。

誰も・誉めて・くれませんから。

自分で・自分を讃え、

ヨッシャあ~・気合い・入れっぞ~!

バンバン・肩を叩いて、

診療室に・向かって・いるのです。

侘び・も・良いもんだ

お盆も・過ぎ去りました。

御霊は・無事に、

黄泉の国へと・就いたでしょうか?

と云っても、

また、

秋のお彼岸に・帰ってきてくれるので、

お彼岸こそは、

秋風の中、

墓石に・コップ酒をお供えして、

私も・向かい側に胡座をかいて、

ジックリ、

差し向かい・酒とでも・いきましょうか。

お盆の・暑さ。

年々・厳しくなって・いませんか?

肌と・頭皮を・刺すような【陽射し】

仏さまには・申し訳ありませんが、

サッサと・済ませて、

お仏壇の前で、

ゆっくりと・させて貰いました。

と云っても、

私は毎日・診療していましたが。

お休みを・頂いたのは、

昨日だけ。

相変わらず・読書していました。

利休の生涯です。

読み応え在りの・1冊でした。 Continue reading

三枝デンタルオフィスの感染防止対策

もう・疲れ果てたん・でしょうか?

新型コロナウィルスの・シツコサに。

でもね・イケマセンね。

此処で・気を抜いたら、

社会が・壊れて・しまいます。

三枝デンタルオフィスの【感染防止対策】は、

毎週毎に・ハードルを・あげています。

患者さんの・眼に触れない処は、

完全に・完成したと・自負しています。

今週から、

さり気なく・さり気なく、

水際での【実際に効果のある】対応で。

三枝デンタルオフィスは・意味なきパフォーマンスを・

好みません。

至福の治療

午後から・大きな手術が・あります。

午前中は、

午後に向かって、

ウォーミングアップ程度で、

身体を・仕上げようと・考えています。

ですから、

朝の治療は、

クリーニングが・お一人。

個人トレー製作のための・歯型採りで・お一人。

で、

先週・手術した患者さんの抜糸で・お一人。

お昼休みに、

手術室をセットアップして、

午後の1時からが・今日の本番です。

心を・

真水のように、

水面に・波ひとつ・無い・心境に・至らせ、

脳裏にも・思考を無の状態に、

ソコで・初めて・麻酔に着手するのです。

メスを手に取る際には、

私は・自己の存在を・忘れます。

自分に返るのは、

縫合が終わり、

手術帽を脱いだ・瞬間です。

この時、

ド・ド・ド・と、

身体全体を・疲労感が・襲ってきます。

院長室へと・戻り、

ドカッと、

チェアーへと尻餅ついて、

葉巻に火を点け、

最初の呼気を・大きく吐いた時、

あぁ・満足した!と。

この緊張感と・弛緩の波は、

私にとってみれば、

麻薬のようなモノかも・しれません。

辞められない・のです。

 

 

 

朝の1番の患者さん。

私の顔を観るなり、

先生のお父さんへの・お供えです。

御饅頭と・串に刺さった餡ころ餅。

嬉しかったです・とても。

お盆ですから。

私は父とは、

決して良好な・関係では・ありませんでした。

最近、

愚息から、

親の死に目や・葬儀に行かないノなんか・信じられない。

そのような・彼なりの・意見を受けました。

本筋から判断すれば、

その通りです。

私は三枝家の長男ですが、

家長は・あくまでも、

存命中は・父だと・私は考えていました。

その・家長が、

先祖のお仏壇を放棄し、

娘夫婦の暮らす東北へと、

なんの前触れもなく・去って行きました。

長年・続いた商家の暖簾を下ろし、

税理士夫婦の娘に・全てを託して、

東北に行けば、

家も建ててくれると・信じて、

老後を娘夫婦に・託した事は・判らないでも・ありません。

が、

実際は・施設へと直行さされた・ようでした。

私は・他人との・争いを好みません。

父の判断は・父が責任を取れば良いのです。

ただ、

他家に嫁いだ人間に、

家の大事に・干渉された事は・遺憾です。

私は・親の財産など・要りません。

が、

騙し討ちを・平然と行う人と、

面を合わせる気持ちには・なれません。

愚息に、

お爺さんの戒名は・俺が付けた。

キチンと・父が供養している。

が、

遺骨が・無い。

墓も建てたが、

埋葬する骨が無いから、

写真を埋めた。

俺には・親父に由来する遺品1つも・無いから。

父は大店のボンボン息子でした。

絵画、骨董、

これは・かなりの品を収集していました。

また、

パテックフィリップ、

バセロン・コンスタンティン、

などなど、

高級腕時計のコレクターでも・ありました。

遺品1つでも・在れば、

埋葬できたのに・と云う私に、

愚息は、

アレを尚登にやれば、

アイツは・売り飛ばして・金に換える・

そう、

姉夫婦たちから・聞かされたようでした。

私が愚息なら、

その台詞を聴いた瞬間、

姉夫婦を・ぶっ飛ばして・いたと・思います。

が、

愚息は、違和感を持っていなかったノでしょうか?

私は・何よりも・筋目を大切に・してきました。

色んな人に・色んな目が在ることを、

もう・この歳ですから・判ります。

愚息は一人息子ですから・かわいいとは・思いますが、

隔世遺伝の結晶だとも・冷静に判断しています。

多くの・患者さんと・関わってきました。

何もない・家庭など、

ほとんど・経験しません。

多くの患者さんから、

相談なり、愚痴を聞いての・臨床生活でしたから。

今では、

父なりの・生き方に・理解を示せる心持ちに・なりました。

が、

三枝家の家長は・私です。

旧い人間ですから、

長男が・家の祭祀の責任が在ると・信じています。

私はカトリックですから、

私の死後、

ご先祖様の御霊の祭祀は・愚息へと。

その際に、

家の過去帳から・私が消える事が、

私の生き方に対する・ケジメだと・思っています。

その私の責務に、

平然と・唾を吐きかける姉夫婦との接触は、

私は未熟者ですから、

平然とは・できません。

ある有力者である患者さんが、

先生、

税理士事務所ひとつ・潰すくらい・簡単だから、

やりましょう!

色んな事・好意で・お調べ下さり、

そんな台詞を。

それでは・私がカトリックに改宗した意味が・ありませんから、

お気持ちだけで・ありがとうございます・と。

私も、

年々・変わってきてるんです。

諍いは・好みません。

そんなこと・思い出しながら、

お仏壇の中の・父の写真を・眺めていました。

これも、

お盆の・ひとつの過ごし方だと。

相変わらず

新型コロナウィルスの影響で、

母校は・未だオンライン授業にて、

大学構内に・学生諸君を・受け入れていません。

学生諸君に・感染させては・ならない、

この命題を・徹底している母校は・正しい判断下にあると・思います。

大人たちの方が、

経済優先主義で、

筋目正しい判断が・できていない社会情勢の中、

母校は・強い決断力に在ると・誇らしく・思います。

私自身も、

2月からは、

大学に出勤していません。

オンラインでの・指導が中心です。

世間は・お盆休み。

何処かへ・行きたい!

ストレス解消したい!

良く判ります。

が、

高齢者や基礎疾患を持った方々や、

児童を・やむなく預けなければならないご家庭のために、

みんなで・辛抱しましょうよ。

お互い様の・精神で、

優しい気持ちに・なりましょう。

私は・相変わらず・診療です。

上の前歯4本に、

ファイバーポストを製作する・1過程です。

もちろん、

接着歯学の基本は・ラバーダム防湿。

どんな時にも、

基本路線は・変わりません。

私の日常は、

あくまでも、

相変わらず・です。

臨床医と研究

幼い頃、

戦争なんて、

大昔の事だと・思っていました。

祖父母などから聞く・戦争の体験談。

実感・なかったのです。

私は昭和38年生まれです。

大阪万博の時は・小学校1年生でした。

今・考えると、

まだまだ・戦後ホヤホヤ・だった訳です。

ただ、

日本と云う國が、

グイグイと、

急上昇の最中に・ありましたから、

眼に見えて、

社会が・豊かに・なっていました。

ですから、

私の世代の人間は、

上昇気流に押されて、

成長できた・幸運な境遇であった・と。

希望に・満ちた世代とでも・云えましょう。

私は・阿呆烏ですから、

未だに、

空を・上へ・上へと、

両腕を身体に・ピッタリと付けて、

手先と・両脚をピンっと・伸ばして、

ロケット弾のように、

突き進んで・います。

時々、

振り向いて、

下界を・チラリと。

もう・怖いですよ。

ですから、

前へ・前へ・と、

進むしか・ないんです。

歯科医学と云う・燃料は、

無尽の魅力に・富んでいますから。

ですから、

毎日・考えているんです。

どうしたら、

患者さんのために・なるのか?

当たり前ですよね。

医療職ですもの。

インプラントや修復治療、入れ歯治療と云う、

終末医療ばかりです。

だからこそ、

う蝕制御の研究に・勤しむンです。

虫歯を制御できれば、

大がかりな・歯科治療の必要性が・ありませんから。

臨床医こそ・研究すべし。

ソレが・私のポリシーに・なりました。

常に、

実験して、

自分の歯科医学を創る。

そうじゃ・ないですか?

経験値

今は、

朝の6時30分を・少し回った時刻です。

診療所の前の通りに・打ち水して、

観音さまと・お仏壇の・お世話を済ませて、

机に・向かって、

メールの返信を・終わらせ、

今に・至っています。

お盆休みを利用して・インプラント手術と云う患者さんが、

毎日・予約が・入っています。

レントゲン写真と・睨めっこ。

でもね、

実際の手術になると、

視界に入った術野を前に、

手先が・勝手に・動くんです。

綺麗な術野を創るようにと。

インプラントの配列は、

術野を高い処から・眺めると、

骨のタワミなどが・手に取るように・判ります。

で、

アレンジメント。

私は・自分の経験を、

何よりも・重きを・置いています。

お盆休み

世間では・お盆休みに・入ったようです。

私の診療所も、

スタッフには、

少ないですが、

世間並みの・お盆休みを取って貰います。

ご先祖様を敬う。

日本人ですから。

でも、

私は・診療し続けます。

私の診療を・見たい業界人は・山といらっしゃる。

そういう方で、

お盆休みに・私を手伝いたい・と云う、

熱心な・歯に・取り憑かれた方の・援助で、

私の診療所は・休む事は・ありません。

手習いを、

1日でも・休んだら、

勘を取り戻すのに・苦労するでしょう?

ソレと・同じなンです。

体力・気力の限界まで、

私は・診療を休みません。

予約は、

先々まで・イッパイです。

ソレで、

私の心は・安らぐんです。

 

歯科医師としての・名誉

歯科医師としての【名誉】は、

決して、

大学教授で在ることや、

著名人の主治医で・在る事では・ありませんでした。

友遠方より来たる。

では・ありませんが、

この瀬戸内に面した・四国の田舎町の・

小さな歯科診療所まで、

日本の各地から、

わざわざ・お越しくださる【縁】を・得ることが、

歯科医師としての・最高の栄誉だと・感じてなりません。

それも、

このご時世にです。

なんと・私は幸せな・歯医者だと・

つくづくと・感じるのです。

私は・名医では・ありません。

だから、

毎日の治療が・私を大きく圧するのです。

私は・歯には神さまが・宿ると・信じています。

だから、

敬う気持ちで、

歯の声を・聞き逃すことの無いようにと。

そのような35年を・過ごしてきました。

私は商家の生まれです。

家業を継がずに、

歯科医師の道を・自らの意思で選びました。

そのような私を親族たちは・馬鹿な奴だと・笑いました。

何故・家を継がない?

貧乏に・なりたいのか?と、

人の口の中を触ることを、

汚いと・思わないのか?

どうせ・なるなら・医師の方が、社会的地位が高いのに・馬鹿か・お前は?

そのような環境で、

私の歯科大生・生活はスタートしました。

私は・幼い頃から、

神さまや・仏さまを・信じていました。

小さな庵の御坊が、

経を唱えたあと・の瞬間に・振り返り、

坊っ・歯医者になれっ!

その言葉を【縁】に、

歯学部の受験に・シフトチェンジしたのです。

私の飲んで育った水とは・全く違う世界です。

不安で・なりませんでした。

そんな時に、

墓地の一隅に・まとめられた無縁墓地の墓標群。

盆になって・地上に帰って来ても、

誰も・接待してくれる人は・居ません。

当時の私の心境は、

この無縁墓の仏さまと・重ね合わせる事ができました。

少年から青春期へ移行する多感な・この時代に、

私は・良い歯医者になるための努力は惜しまないから、

どうか歯医者に・ならせて欲しいと、

無縁墓に・願をかけたのです。

その無縁墓の仏さまと共に、

私の歯科生活が・推移しています。

見えない力によって、

私は歯科の仕事に従事できて・いるのです。

昨日は・炎天下でした。

車を走らせて、

先祖の墓掃除を終えたあと、

遠方ですが、

私は無縁墓の前に・立っていました。

経を唱へ、

香をたき、

ソレが18歳の歳からの、

盆の恒例行事と・なりました。

盆は、私にとって、

正月より・大切な・人生の節目です。

私の歯科医学は、

このようにしながら、

育んで・きたものです。

学問は・進歩し続けます。

ソレに・遅れをとるほど、

私は怠け者では・ありません。

しかし、

進歩が正しいとは言えない・倫理なき基準値を持つ時代と・なりました以上、

私は・自分の物指し創りに、

勤しむように・なりました。

その結果、

症例を前にした瞬時、

手先が、

勝手に・動くように・なりました。

歯科医学って・本当に・不思議なモノです。

その不思議に・取り憑かれた私は、

幸せなのか・阿呆なのか、

そんなこと・どうでも良く・なったのです。

今日も、

患者さんの手当てに・私の生命を注ぎたいと。