心がけひとつで


今日の最後の治療は、

前歯のダイレクトボンディング修復でした。

大きく歯が欠けちゃって、

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マスクでお越しになられた患者さんです。

虫歯に罹患した歯質を徹底的に除去し、

ラバーダム防湿して、

綺麗になった新鮮な歯面を

唾液や呼吸の際の息の湿気から

護ります。

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で、

接着処理を施し、

私の【色細工】が始まります。

で、

チョッと仕上げに

彫刻を施し完成です。

セラミッククラウンのように

大きく歯を削る事なく、

綺麗な修復処置が出来ました。

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次回は、

私的にチョッと気にくわない!と、

感じた部分を修正するための、

予備手当てのためにお出で頂きます。

バッチリ!

上手いじゃん!

って満足する事って、

ほぼありません。

終わってから、

嫌だな!ここは、

チェッ!直そうって思う事ばかりです。

自信満々の歯科医師を存じ上げていますが、

私的には、

どういう神経の持ち主だろうか?と。

そこから転院されて来られる患者さんも

大勢に診察させて頂いています。

レベル的には、

母校の大学院生よりも随分と劣っていると、

正直に申し上げましょう。

大学院生は謙虚ですし、

卒後の1年の臨床研修生を終えての、

優秀な奴らが入って来ます。

歯科医学に対して純粋ですし、

学ぼうという素直な心を抱いて

丁寧に治療に向き合っています。

この【謙虚さ】を忘れてしまった

天狗の鼻を持つ医師は、

腕は牛のシッポか豚の屁のような程度でしょう。

犬や猫のシッポは、

自己で動きをコントロールできるとの事。

何事も【心がけ】だと思います。