指揮官の仕事


診療以外の多くの仕事に携わっています。

その関係で、多くの人と仕事上の関わりを持っています。

旧い人間ですから、

私は仕事人間と言えるでしょう。

仕事の進め方も、人様々です。

その中で、

本線を確りと確保しつつ、

枝葉を成長させながら、

前へ前へと進めねばなりません。

仕事を進めるスピードも、人様々です。

その状況、状況によって、

重点の比分を変えねば、

仕事は成果を出せません。

また、人は感情豊かな生物です。

指揮系統の意思が素直に伝わる訳ではありません。

其れでも、

仕事は進行せねばなりません。

指揮官は、時として非情さを求められます。

また、次のチャンスが得られるようにと、

その日に備えて寡黙に準備を怠らない人に

光を与える目配りも必要です。

指揮官の役割が在るように、

現場の実地者においても、

その心構えが求められます。

その能力と心構えの欠けた者は、

仕事において成果を出せないでしょう。

批評、評論は容易ですが、

現実は甘くはありません。

100に1つの結果が出せたら、

良いと思わねばならないのが現実だからです。

諦める人。

我慢、辛抱の出来ない人。

評価ばかり気になる人。

アレコレと思案し過ぎる人。

批判的思考回路の人。

事なかれ主義の人。

このような人が多いのも現実ですが、

気づきの仕掛けをソッと仕込むのも

指揮官の役割です。

多くの人の中から、

気づく人と気づかない人の振り分けを、

その節々において、

仕分けする苦悩を背負うのも

指揮官の仕事の一部です。