私にとっての歯科医学


技なり感覚というモノは、言葉で伝えることは不可能です。

学校なり予備校、塾の類いでは、点数を採るための近道や要領を教えてくれます

先生が教科書を使い、黒板なりパワーポイントを駆使して教えてくれます。

生徒たちは教わることが当たり前だと思っています。

教われば判ると思っています。

こういうこと全てが、技や感覚を身につける時に障害となると思います。

技、感覚、考え方は、本人の身体が身につけるモノです。

その手段に、はや道も近道もありません。

人間は、其々が本来、全く違うモノです。

モノを覚える、技を手に入れる、感覚を身につけることは、遅々として進まない道です。

が、その焦りなり恐怖に対して自らが耳を塞いで、眼を閉じて、

自らが歩く道を正しい道と信じて進むことで、

階段を上がる力が見について、一つ上のなにかをつかみとることが出来るようになるのだと思います。

歯科においても同じであり、技術を身につけるために私は不安や焦りと戦って来ました。

これからも、そうだと思います。

今までの経験値では推し測れない壁と向き合う日々が続くでしょう。

私にとって歯科医学とは、そういうモノです。