先人 から 【学ぶ】


私が 歯科医師免許 を 取得した 時期から

今日に 至る まで

多くの スーパースターの 歯科医師の 先生方から

お世話に なり

その 背中を 追いかけて きました。

 

その 先生方 も 既に 80歳を 超えて

私は 先生方の ご健康を 祈って います。

 

いずれ

この 私にも 今の ような ペースでの 診療は

できなく なる でしょう。

 

この写真の 症例は インプラント修復です。

インプラントの 埋入は 小宮山弥太郎先生。

修復治療は 内藤正裕先生。

私の 師 です。

 

修復歯 の 咬合面。

あえて

内藤先生は ゴールドを 使って います。

その ゴールドも

経年変化 にて

セット当時は

緻密な 形態が 付与されて いた と 思います

摩耗 咬耗に よって

セット当時の 形態の 面影は ありません。

 

此処に

ゴールド修復 の 大きな 【意味】が あります。

セラミック修復ならば

とうの昔 に 割れる 欠ける

云う 悲惨な 羽目に なって いた でしょう。

 

この修復治療 の 対顎 は

 

大臼歯 部分 は 私が ゴールドクラウン修復 させて いただき ました。

小臼歯 部分 は 内藤先生に 依る モノ です。

第2小臼歯 の パーシャル ベニヤ クラウン修復。

凄まじく 際だった 超適合に 天下の内藤の技に 敬礼。

 

私 も 内藤先生も

臼歯 の 修復治療に セラミッククラウン修復

イッパイ  して います。

 

では

何故に この症例には ゴールド なのっ!

 

訳 は

判る か なっ!

 

積極的 に 噛み合わせ

変えずに

患者さん の 歯列 尊重しながら の 歯科治療。

 

天然歯 の 前歯。

ヒビ 亀裂 イッパイ デキて います。

 

でも

ソレが 歯科疾患では 無い の です。

加齢現象 の 一環に 過ぎません。

 

加えて

左右 の 犬歯。

摩耗状況 違います。

 

此処に

ゴールド修復 の 出番が 在る ん です。

ダイレクトボンディング修復 では ダメ なんです。

 

この類 の 【診断】

とても 難しく

ソレなり の 経験が 要るん です。

 

此処に 生涯 学習 の 意味が あります。

生涯学習 とは

セミナー や 講習会に 参加する こと では ありません。

逆に

40歳 過ぎたら

自ら の 治療から 学ぶ モノ だと 思います。

 

昔 の 歯医者って 凄まじく 上手かった

つくづく 識らされた 仕事です。