歯の不思議


スタッフの宮田君からの留守電が入っていました。

休みに入っているのにどうしたのだろう?
直ぐ電話をかけました。

この一月間、私は風邪で死んでました。

月の半ばは昼過ぎまで頑張って診療し、その後自宅で伏せっていました。

そんな私を観て、歯の痛みを我慢していたようです。
今年の診察の最終日に我慢に我慢を重ねていた宮田君の診察で
一年を締め括りました。

ー 我慢させて申しなけなかったね ー

ー で、どうだぃ? ー

と問診が始まり、

なにもしないでもズット奥歯が痛む!

冷たいモノ、熱いモノで凄く痛む!

噛んだら飛び上がる程に痛む!

で、

虫歯は無し。

歯茎の炎症所見も無。

噛み合わせの高さを診る薄い紙を噛んで貰うと、高さに異常は無。

???

チョン.チョン.チョン!

痛みで叫ぶその歯の噛み合わせ面を三ヵ所、すこーし10ミクロン程形を変えました。

で、お仕舞い。

今度は宮田君の方が???

ー これでいいんじゃ!宮田君 ー

本人は神経を採るモノと覚悟していた様でした。
が、あまりの簡単な処置に不安顔!

で、2日後のあの私への電話だった様です。

ー 先生、完治しました!全く痛くありません。不思議です、歯の調整 ー

ー そうかい、それは良かった! ー

いつも噛み合わせの調整で、何をチョコチョコ長い間やっとんネン!ほんまに凝り性やな!

横でそう思っているだろうと感じてました。

色々な検査結果では見えてこない隠れた原因は
歯の方で報せてくれます。

見えない処が見えるようには、毎日の積み重ねを大切に過ごすこと。

これで宮田君も歯の不思議を感じてくれることでしょう!

内心で、痛みが取れるのは当たり前じゃい!

と、良い結果で締め括り出来た一年でした。

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で、暇な時に観て下さい。