某工務店との・契約も終へ、
私の・新しい自宅の着工が・いよいよ・と。
で、
住み慣れた・旧家の解体が・始まったのです。
通勤の・途中、
その過程を・車中から眺め、
感慨・ひとしお。
今度の家は、
私の・終の住処。
身体が不自由になるであろう高齢者になった・自分の動きを想定し、
平家建ての・ワンルームの・小さな・家にしたのです。
ただ・こだわったのは、
庭の真ん中に立つ・大きな木が、
部屋の大きな窓と、
外のウッドデッキから・眺められるように、
で、
家の敷地内は、
外界から・完全に遮断され、
決して・敷地内が・見えないように。
この土地を見に来た際には、
一帯が・雑木林でした。
市の都市計画にて・数年も経つと、
景色が・一変することが・解っていたのですが、
見に来た際には、
街中でしか・住んだことのない私にとっては、
いくらなんでも・と・思うくらいの・田舎だったのです。
ただ、
気にかかっった・ことが・あったのです。
これらの木々は・どうなるんだろう?
太古の昔から・この地に・根を下ろしていた・ろうに。
人間の都合で、
何もかも・好き勝手に・地球を・いじる。
こういう傲慢さ・を、
人の罪だと・常々・考えている私には、
木々が・あわれに・思えたのです。
そう。
私の人生も、
波乱万丈な・モノ・でした。
不条理と・他人の都合に・翻弄されながらも、
仕事を・心の・つっかえ棒・として、
歯を食いしばって・なんとか・というのが・本音の話です。
自分の姿と・木の姿が・重なって・見えて、
それが理由で、
この土地の一角を・購入したのです。
敷地の中に、
りん・と立つ・1本の・気になった・大きな木を・残そうと。
この木が・私の守り神と・なってくれて・いるような、
そんな・変な自信で、
私は・過ごして・来たのです。
今度の自宅の設計の際にも、
この木が・シンボルツリーであって、
この木を・中心に、
構図・造りを・行ったのです。
ところが、
2、3日前のことです。
診療所に、
工務店の担当営業マンが・突然・やってきて、
ペコペコ・頭を下げながら、
解体の際に、
あの木も・引っこ抜いて・しまいました。
どうも・すいません。
私ですか?
何が・なんだか・わからなく・なった・のです。
工務店の設計士、インテリアコーディネーター、
そして、外構業者、
何回も・何回も・打ち合わせした際に、
この木の・存在が・常に・中心だったのですから。
無論、
この営業マン。
いつも・その場に・立ち会って・おられましたし、
解体直前には、
わざわざ・私は、
木が・傷つくことのないように、
配慮を・お願いしたのです。
そレヲ・抜いたぁ〜・だとう?
他の木で・代わりに・植えさせてもらいます・だとう。
私の・怒りは・頂点に・達したのです。
そんな・私に・更なる・追い討ちが。
新しい家の中に・前の家の名残を持ち込もうと、
アンティークの照明器具は、
解体前に・外させて、
再利用・する筈・だったのです。
が、
それもぉ・割って・しまいましたぁ・だと。
昨日・一晩・色々探してみたんですが、
ありません。
すいません。
だと。
この営業マン。
確かに・仕事のできない人・なんですが、
この人が、
特別に・できない人・では・ないと、
私は・思って・います。
こういう・責任の取れない人、
今は、
ほとんど・じゃ・ないでしょうか?
で、
落とし所・を・見つけられない男。
多いん・じゃ・ないですか?
私が・任侠映画に・ハマったのは、
おそらく、
日本の男の・体たらくさに、
日々・嫌気が・さして・いるから・でしょう。
人は、
ミスも犯し、
過ちも・犯すモノ・です。
そんなピンチな時に、
どう・落とし前・をつける・のか・で、
男の貫目が・きまるのです。
正直、
この人と、
この会社の上司では・無理でしょう。
私が、
自分で、
納得ところ・を・見つけねば・なりません。
私は・速い・ですよ。
来週の前半に、
新しい・会社と・打ち合わせに・入ります。
決められない人・とは、
後回し・ですよ。
イヤイヤ・ヒヤヒヤ・しますね。