最近、
総合歯科診療・という言葉を、
よく・耳にしたり、
目にする・機会が・増えました。
で、
よく・見ると、
審美、インプラント、小児歯科、歯科矯正、
なんでも・対応できますよ!
そんな・診療体系を採用している・歯科医院のようです。
しかし、
それは・違いますよ!
私は・日本歯科大学・総合診療科の・臨床教授です。
日本歯科大学は、
現在の・日本における・歯科医療を創り上げてきた・伝統校です。
日本歯科大学の・総合診療科。
なんでも・対応しますよ!って云う・診療科では・ありません。
附属病院の中には、
総合診療科とは・別に、
口腔外科、小児歯科、矯正科、インプラントセンター・などなど、
他の・科が・存在していますから。
総合診療科とは、
口腔全般を鑑み、
一口腔単位の・包括的歯科治療を・実践する診療科です。
ある・女性患者さんの・初診時所見です。
で、
今日・現在の・この患者さんの・口腔内所見が・次のモノ。
元来、
この方は・幼少期、
耳鼻咽喉科・疾患にて、
テトラサイクリン抗生剤の処方を・受けておられましたので、
独特の・歯の変色が・認められます。
今、
審美・審美で、
白い歯・ベストな時代。
しかし、
私は、
この患者さんに対しては、
変色の度合いが・小さいこと。
健全な歯を・削ってまで・白くする良いも、
健康な・口腔状況で・いて欲しい・という思いを・第1の優先事項とし、
全顎的な・歯科治療を・行いました。
ただ、
ただ、
上の犬歯と、
上の前歯1本は、
セラミック・クラウン修復です。
ついでに、
上の前歯1本は、
ダイレクトボンディング修復です。
さて・さて、
どれでしょう?
包括的歯科治療こそ、
総合歯科診療・なのです。