月別アーカイブ: 2020年1月

言葉

電話にて、

お会いしたことのない方から、

ご自身の治療についてのコメントを

求められる機会が・多いんです。

とても・困り果てるんです。

だって、

実際に・その方の本当の現状を

診察していませんから。

医者の言葉の重さって、

重いんです。

患者さんって、

良く判ってるようで、

でも、

素人ですから、

細かな・細かなことまで、

判っていないのが・普通ですから。

もし、

違ったコメントをお返ししたら・申し訳ありませんもの。

また、

言葉って恐いモノです。

些細な言葉で、

心臓をえぐられるような・心に傷を受ける事も・あります。

穏やか日々を過ごしたいと・思います。

私は・その辺りにとても・とても・気を遣うんです。

私の流儀

反抗期の娘ですから、

普段は、

ウザいオヤジってナもの・だと・思いますよ・私なんかは。

顔を合わせても、

ほぼ無視状態ですから。

ただ、

東京ドームなんかで開催される

有名芸能グループのコンサートのチケットなどは、

私が患者さんにお願いして、

必ず・速攻で入手できるんで、

特殊な患者さんが多いんだなってナ事は・判ってるみたいですよ。

コンサートが夕方からだって判ったんで、

ランチは、

銀座の天ぷら近藤に席を採っておくという、

粋なオヤジの計らいは、

後になって、

効いてくるんだと・思います。

若い頃の、

1流処に接する経験は、

ソレは・ソレは、

大切だと・私は考えています。

天ぷら近藤って店は、

本来は娘の行ける場では・ナインです。

分不相応ナンです。

ですから、

周囲を気にしながら、

御行儀良く、

小さくなって頂く。

私は・ソレが大切だと・思っています。

席は、

親父さんの目の前をお願いしました。

希代の名人の姿を、

娘の瞳に焼き付けたいという親心です。

私も・そうでした。

現在の私は良いか・悪いか、

判りませんが、

1流品しか使わせられませんでしたし、

料理屋へゆくにも、

流行っている話題の店ではなく、

名人が板場に立つ店ばかり、

ツケで行く事を許されてました。

そういう感謝って、

自分で自覚しているから、

御仏壇のお供え物するでも、

心を込めて選んでいるようですよ。

自分でも・判ります。

私が診察する際に、

私は倫理観ある医師として、

誰にでも・対応しています。

ただ、

時代ですからね。

野暮な方も・紛れ込んでいらっしゃいますよ。

そういう時も、

誠実に接します。

でも、

そういう方って、

こちらの誠実さには・全く気づきません。

自己主張と、

ご自身の価値観のみを、

望まれますね。

私ですか?

もうベテランですから。

相手から私が評価されないように、

自然と、

お越しになられないように、

徐々に、

持ってゆきます。

これも、

経験です。

私は1日に数人しか・診察しません。

ソレが私の流儀ですから。

子ども心

私の診療所へ始めてお越しになられた〇〇さん。

ガチガチに緊張されておられます。

どうしたの?

ものすごく・見た事のない診療所なので、

もう・ビックリして。

場違いな気持ちで、

緊張します。

と。

おう・そうかぃ・そうかい。

でも、

椅子をズラッと並んだ中で、

歯の悩みを話し・できるのかぃ?

みんなの中で、

私が、アッチ・コッチ、

動き回る中で、

歯の治療して欲しいの?

すると、

ソレは嫌です!

即答です。

でしょっ?

だから・こういうスタイルになったの。

ソレと、

私は育ちが良いモンで、

こういう雰囲気の中で、

気持ち良く治療したいんでね。

こういうキザな台詞を、

私は何とも思わず発します。

だって私は・そうですもの。

女性の患者さんにも、

私は平気で言いますよ!

綺麗で・いてねって。

だって私の患者さんですもの。

医師と患者さんとの関係って、

相性が合う・合わないって、

絶対に・あるんです。

ソレは初対面の一瞬で・判りますね。

この〇〇さん、

私は好きですね。

私との関わりから、

歯を大切にして下さることが、

感じとれましたから。

時々、

私が電話を取る時があります。

時々ですが。

そういう際には、

勝負速いデスね。

電話口からの印象で、

私は門を閉じるか、

大きく開くのか、

決まるンだもの。

気儘な歯医者でしょっ?

私の患者さんは・みんなご存知ですよ。

私は子どもと・同じだって。

歯を触っている時の私は、

子ども心に帰っていますから。

でも、

良い細工しますよ。

どうだぃ!

そういう気持ちって、

大切ナンじゃないですか?

 

人生の意義

私の診療所の最大の特徴は、

完全・患者さん密着型とでも・言いましょうか。

これは、

実際の私の患者さんでなければ、

ご理解できないだろうと・思います。

歯科医師過剰にて、

何処の歯科医院も競争に明け暮れている様相。

私からしてみれば、

お客様獲得に奔走しているようにしか・見えません。

患者さん主体は、医療の基本ですが、

ただ、

患者さんというのは素人ですから、

インターネット情報を駆使して得た知識は、

あくまでも一般論でしかないことを、

理解して頂く事が肝要です。

あくまでも専門家として、

確たる対応に心掛けることが、

最も大切だと・思います。

生意気な言い方に聞こえるかもしれませんが、

この道に入って30数年、

ガムシャラに歯科一筋で過ごして来た自負がありますから、

既に私は私の歯科医学ってモノが出来ています。

この歯科医学を、

あとは・もっと・もっと分厚くすることが、

私の人生の大きな意義になっています。

三枝デンタルオフィスのプライド

診療所の電話の呼び鈴が鳴ったので、

ちょうど・

私の手が空いていたので、

受話器をとったのです。

で、

いきなり、

あのぉ・イーマックス・前歯の値段を教えて欲しいンです?

???

この類のお電話、

大変申し訳ありませんが、

電話する歯科医院をお間違えのようです。

修復治療の素材は沢山あります。

セラミックと一言で言っても、

沢山あるんです。

私の診療所は自費治療専門です。

患者さんの診察を実際に行ってから、

素材選びします。

診てもしないで、

コメント返すほど、

私は素人では・ありませんし、

私は職人ですから。

患者さんも歯科医師を選ぶンでしょうが、

値段で選ばれようとは・思いませんし、

私も診療所のプライドにかけて、

誰でも拝見する訳では・ありません。

生意気な歯医者って・お考えなら、

どうぞ今は歯医者は在る余っていますので、

他をお勧めします。

本当に歯でお困りの患者さんのための歯科医院ですし、

私の患者さんは、

三枝デンタルオフィスの患者であることに、

プライドをお持ち下さっていますので。

 

ヤンチャ坊主

今年の新潟市は暖冬だそうで、

既に四国仕様の身体となった私には、

ありがたいのです。

毎月1度の割合にて、

歯科放射線講座の小椋教授と一緒に

夜の街へと繰り出すのが、

楽しみとなりました。

好奇心旺盛なる私どもは、

今年は、

本学の職員の行かない店を開拓しようと。

これは非常に難しい命題ナンです。

ただ、

こういう事になると、

がぜん・アンテナが冴える私です。

小椋教授が眼をシロクロされる様を想像し、

今年も・相変わらずのヤンチャ坊主を発揮する積もりです。

 

 

旧友

私が大学1年生の頃です。

本試験1ヶ月前ってことで、

歯学生は、必死になって勉強していました。

特に新入生は、

始めての本試験ですから、

皆が不安な訳です。

先輩から情報を提供して頂いたり、

出回ったコピーを収集したり。

で、

ある時、

同級生であった〇〇君のアパートの前を通っていたら、

けたたましい木魚を叩く音に合わせた般若心経が聞こえてきます。

???

馬鹿な私は自転車を置いて、

〇〇君の部屋の呼び鈴を押したのです。

長が~い・数珠を頸にグルグル巻の姿で、

玄関口から顔を出す〇〇君。

お前・何だ・その格好?

キョトンとする私の手を引き、

部屋に案内されて、

更に私は仰け反ったのです。

部屋の壁を背中にした、

大きな大きな不動明王さまの御像が鎮座されているでは・ありませんか!

なんでも故郷に暮らす母上が、

ひとり暮らしを始めた息子を案じ、

送ってきた・ありがたい仏様なんだ・とか。

煌々と蝋燭に火を灯し、

もくもくと・立ち上る香の煙。

そのド真ん前に敷いた座布団に腰を下ろして、

さぁ・三枝も・一緒に祈願・祈念しよう!

で、

ポン・ポン・ポン・ポン・

チ~ン・

般若は・ら・み・た・心経~。

観自在菩薩~。

ぼ~じそわか・般若心経~。

チ~ン。

では・ご一緒に。

の~まく・さんまんだ~ば・ざらだ・せんだ~・まかりょしゃな・そわたや・かんまん・

マヌケな私も合掌し、

般若心経3巻、序でにお不動さまの御真言を6回、

ご一緒したのです。

振り向いた〇〇君。

三枝っ・もうこれで進級は確実やで!

私の方はお蔭様で、

ストレートで6年まで進級し大学院へと進学することができました。

当の〇〇君。

途中で何度も何度も・落第し、

医員となった私にチェックのための印鑑を押して貰わねばならない、

学生生活のプロフェッショナルとなったのです。

運も大切ですが、

常日頃の勉強は、

学問の世界では、

仏様のお力を借りる処では・ナインじゃないかと。

でも、ユニークな友人でした。

そんな彼ですが、

今では地元でシッカリと頑張っているそうな。

何故・知ってる?

先日、

羽田空港の主発ロビーで、

不意に後ろから、

声をかけられたのが・彼。

短い時間でしたが、

学生時代に戻って、

互いに・互いが、

聞かされたくない・恥ずかしい話題で盛り上がったのでした。

 

 

科学の限界

人の身体をバラバラに小刻みにしてゆくと、

アミノ酸の集合体になります。

でも、

アミノ酸を組み立てても、

絶対に人体を造れません。

ここに科学の限界が・あります。

決して眼には見えないのだけれども、

絶対に存在するモノがあります。

ソレは、

心です。

ここにも、

科学の限界が・あります。

私たち医療職に就く者は、

科学的根拠を持つと同時に、

この科学の限界を肌感覚で感じながら、

診断を下さねば・なりませんし、

また、

5感を常日頃・磨くことで、

初めて得られる第6感の持つ、

大きな意味を感じ取る必要が・あるのです。

それらが、

入れ歯の噛み心地の違いとして表れたり、

ダイレクトボンディング修復の形として、

見えるンだと思います。

1口腔単位での歯科治療

今月から3月まで、

インプラント科の医員への講義依頼を受けました。

口腔外科出身の広安教授の狙いを察し、

講義録の作製に取り掛かりました。

私はインプラント治療を特別な歯科治療だとは・思っていません。

入れ歯治療も・同じです。

1口腔単位での歯科治療という【物指し】を、

明確に提示させて頂く積もりです。

歯科治療という特殊な医学の面白さを、

後進たちに・気づいて欲しいのです。

 

今年の抱負

新年・あけましておめでとうございます。

正月から風邪で床についていました。

インフルエンザかも?

想像力豊かなる私の脳裏には、

ウィルスが血管から逸出し、

臓器という臓器に、

頭から侵入し、

尻が動き回っている状況が浮かんでいました。

平安時代の日本人の平均寿命は30歳代。

昭和32年頃で52歳。

正月そういう、

あぁ、現代の医学と公衆衛生の進歩に、

ありがたい・ありがたいと。

しかしながら、

医師の診察を受けると、

インフルエンザではなく、

単なる風邪とのこと。

で、

やっと、

抗生剤を服用し始めた直後から、

体調がV字回復しだしたのです。

最悪の体調から始まった令和2年ですから、

今年は、

ズッと登り調子だと・思います。

今年の抱負。

嫌なことは・しない。

嫌な場所には・いかない。

嫌な話しは・しない。

嫌な人とは・関わらない。

どうですか?

凄いでしょ?

今までの私なら、

嫌でも努力!

継続が力なり、

でしたモノ。

したいように・

やりたいように・

楽しく・

ノビノビと。

今年は・ソレで・いきますよ!